皆様こんにちは。
企画・開発のカンノです。
▲こ、れ、がっ! 「なっちん」製品版のパッケージと、キットの素組み状態!
SNSを中心に活躍するロボットデザイナー・moiさんによって生み出されたオリジナルキャラクター「陸上自衛隊07式戦車 なっちん」。
いままでブログでご紹介してきた「1/35スケールプラモデル版なっちん」も、いよいよ10月27日(水)から順次発売となります!
今回のブログでは「なっちん」の製品版を使って、3mmジョイントハッチのワンポイント説明や、塗装作例・組み換えカスタムをご紹介していきたいと思います。
※ちなみに前回までのブログはこちらです。
■「陸上自衛隊07式-Ⅲ型戦車 なっちん」試作品ご紹介!
■「陸上自衛隊07式-Ⅲ型戦車 なっちん」試作品ご紹介!(第2回)
■「なっちん」「なっちん[グレーVer.]」本日よりご予約受付開始!
■「なっちん」「なっちん[グレーVer.]」テストショットご紹介!
※以後、画像はクリックすると拡大します。
▲「なっちん」試作品紹介ブログより
腕部を始めとして「なっちん」の全身18ヶ所に装備された3mm径のジョイント。このジョイントを活用すれば――
こ~んな装備や……
さらにはこ~~んな組み換えも可能!
なのですが、こんな便利な3mmジョイントも、取り外し式のハッチ(フタ)のパーツは見栄えを重視しているためサイズが小さく、一度組み立ててしまうと少々取り外しづらいのもまた事実。
「チャチャ~ン♪」
そこで便利なのが、100均ショップなどでも取り扱っている「精密ドライバーセット」!
ここではその中で一番細い1.0mmマイナスドライバーを使用します。
一度組み立てたハッチのパーツは、凹モールドの部分にマイナスドライバーを引っかけて、てこの原理で起こしてやると、比較的簡単に取り外すことができます。
※無理に力を加えますと、ハッチのパーツや本体が凹んでしまうことがあります。少しずつ様子を見ながら取り外すようご注意ください。
胸部・下腕部・腿の部分は、本体から一度パーツを取り外してから、精密ドライバーや細い棒を使って裏側から押し出してやると、簡単にハッチのパーツを取り外すことができます。
取り外し難易度が高いのが、背中の2ヶ所のハッチ。
ここはハッチの板に対して軸が斜めになっているため、一度組み立てるとかなり取り外しづらいです……(汗)。
そのため、この3mmジョイントの活用を予定している場合は、組み立て前にご注意いただけますと幸いです。
また小さいハッチのパーツには予備のパーツが付属していますので、紛失や破損の際に役立ててください!
▲付属武器の「ウェポンユニット40 マルチキャリバー」もバッチリ決まる「なっちん」です
さてここからは、コトブキヤ社内有志による塗装作例や、簡単組み換えカスタムをご紹介していきましょう~。
■エントリー№1:「なっちん 10式Ver.」
「フレームアームズ・ガール」や「メガミデバイス」の企画担当・野内による塗装作例、その名も「なっちん 10式Ver.」!
出荷前の製品サンプルを金曜日にお渡ししたところ、週明け月曜日には出来上がっていたという、超スピーディーな作例です(いわゆる週末モデリングですね)。
付属武器のパーツの一部は、組み付けをアレンジして本体に取り付け。
本体のグリーンや武器のグレーは成型色活かしの仕様で、ヘッドカバーのダークグレーや迷彩表現のブラウンは、塗装による仕上げになっています。
迷彩自体については、「フレームアームズ・ガール 轟雷 10式 Ver. [with LittleArmory]」で島田フミカネ氏が考案したプラモデルのパーツ分割での迷彩表現を採用しています。
肩のシールドの番号「72」は、キット付属のオマケデカール。
大判のナンバーデカールが迷彩仕様のカラーリングと相まって、「なっちん」のカッコ良さが引き立っていますね~。
■エントリー№2:「なっちんタンク」
次は品質管理チームのニワ氏による組み換え作例をご紹介。
「なっちん」本体に追加するパーツは、「ヘキサギア ハイトレーガー」の履帯のパーツと「メカサプライ17 エクスアーマーD」のヘキサジョイントのパーツ(画像右下)。
まずはこれらのパーツを画像のように組み立てます(さながらミニタンクの風情)。
「ダダダダッ!!」
疾走する「なっちん」、そしてそれを追う「タンクユニット」!
「ドッキング・ゴー」
\ 合 身 !! /
「なっちんタンク」の爆誕です。
タンクユニットは腰部下側の3mmジョイントに接続しています。
「うおりゃぁあぁぁぁぁーーー!」
(タンク系ロボ特有の、パワー技のイメージ)
この「なっちんタンク」もそうなのですが、コトブキヤのプラモデル品質管理チームでは、このようなアイディア溢れる組み換え作例が日夜生れ続けているのです!(実話)
■エントリー№3:「なっちんライド」
▲ここで“シャララ~ン”と「フレームアームズ・ガール レティシア 〈リュウビ〉」が登場
ここからは不肖・企画担当カンノのカスタム作例をお送りします。
「なっちん」はその物語の中で、「書き換えられた世界(平行世界)」を旅しながら仕様や大きさが変化していきます。
そのためこのようにミニサイズのロボットになった「なっちん」が存在する世界もあるかもしれませんね。
今回使用するのはこちらのパーツです。
A:「ヘキサギア レイブレード・インパルス」などに付属するハンドルのパーツ
B:「メカサプライ05 ジョイントセットA」のパーツ
C:「メカサプライ03 プロペラントタンク〈角〉」または「メカサプライ04 プロペラントタンク〈丸〉」のパーツ
「なっちん」本体は、後頭部のフックを取り外した3mm穴と、尻尾の先端の3mm穴を使用します。
(尻尾の先端の穴も、実は3mm径に調整してあるのです)
そしてこれらを組み合わせれば――
「ばびゅーーーんっ!!」
みたいな感じの「なっちんライド」が完成です。
「なっちん」本体と「レティシア 〈リュウビ〉」は、画像のように「なっちん」の尻尾を使ってジョイントしています。
(搭乗と同時に充電もできるという脳内設定)
ハンドル部分の拡大画像。基部が前後に可動するため、手首の角度に柔軟に追従することができます。
ちなみにフットペダルを作るのはあきらめました……。
まあスラッとした両脚を放り出したライディングスタイルも、とても可愛らしくて良いのではないかと思っています!(無理やりに自己説得するモード)
こちらは来月(2021年11月)発売予定の「陸上自衛隊07式-Ⅲ型戦車 なっちん[グレーVer.]」。
頭部のヘッドカバーは基本の「ブラックグレー」のものに追加して、「ライトグレー」のパーツのも付属するコンパチ仕様。お値段据え置きでちょっとお得な仕様になっています。
▲背面も良い感じです(特に広背筋にあたる部分!)
尻尾のパーツはリード線を使用。通常版の「なっちん」は黄色ですが「グレーVer.」は白色になります。
▲「なっちん」2体そろい踏みです
付属武器とカラーリングの違いで、かなり印象が変わりますね。都市制圧特化型仕様の「なっちん[グレーVer.]」も是非合わせてお楽しみください。
▲最後に記念撮影~
それでは今回はこの辺で。
「陸上自衛隊07式戦車 なっちん」と「陸上自衛隊07式戦車 なっちん[グレーVer.]」は、おかげさまで皆様から多くのご支持をいただきまして、今回の2アイテムだけに止まらず、これからもシリーズとして展開していく予定です。
今後の続報にご期待ください!
↓製品ページはこちらです↓
■陸上自衛隊07式-Ⅲ型戦車 なっちん(2021年10月発売)
■陸上自衛隊07式-Ⅲ型戦車 なっちん[グレーVer.] (2021年11月発売予定)
それではまた。
企画・開発:カンノ
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