皆様こんにちは。
企画・開発のカンノです。
皆様お待たせいたしました!
い よ い よ
「TAMOTU塗装コンテスト2021」の審査結果を
発表させていただきます!!
※投稿作品総数や賞典の拡大などについては、前回のブログをご参照ください。
・作品の審査は「TAMOTU」のデザイナーであるMiZさん、企画・開発担当のカンノ、それとコトブキヤプロモーションチームメンバーの推薦にて行っています。
・ブログの仕様上、投稿ツイートの絵文字と顔文字は反映されておりませんのでご了承ください。
・スペースの都合で、掲載画像はこちらで選ばせていただいた3枚までとさせていただいています。
・掲載の都合上、一部の画像をトリミングしておりますのでご了承ください。
・各賞内での掲載順は、作品の投稿日時順です。
・予想外のレギュレーションチェック漏れがある場合があります。結果発表後に判明した場合は、入賞の取り消しや本ブログから削除となる場合がありますので、何卒ご了承ください。
※以後、画像をクリックすると作品投稿のツイートにジャンプします。
(Twitterのアカウント設定を非公開に設定されているアカウントへは、このページよりジャンプすることはできませんのでご了承ください)
それでは発表いたします!!!
作品名:「艶やか也」
製作者:まいるど@タモコンエントリー中 @takky5940410
3月のコンペなので春っぽい柄にしてみました。レギュレーション通り、パターン・柄類は全てマスキングのエアブラシ塗装です。
随所に散りばめた金色の和柄がチャームポイント?です。
(4枚目はデカール使ってませんアピールです(笑))
※4枚目の画像はリンク先の元ツイートにてご覧ください!(運営より)
【デザイナーMiZさんのコメント】
まず情報量に圧倒されました!!
大量のマスキング、カーボン調のフレームにメタリック塗装…盛りだくさんです。
マスキングのにじみも最小限で、クリアも平坦が出ていてとても美しい仕上げだと思います。情報量は多いですが、全体の色味も散漫にならないように配色されていて素敵です。
ここまで手間を掛けていただいてありがとうございますという感謝の言葉でいっぱいです。
作品名:みどりのTAMOTU
製作者:ルナポーン @LUNAPAWN
子ども達の通学路を守ります!(・H・)ノシ
白い帯部分は反射帯っぽくパール塗装しています。
【デザイナーMiZさんのコメント】
最初見た時に、とにかくかわいい!!と思いました。
TAMOTUの顔にムッと描かれた口が「横断中だからちょっとまっててね」という意思表示のように感じられて素敵です。塗装とは関係ないですがアームを横断幕に使うアイデアがとても面白いですね!
カラーも小さい子が好きそうで、なおかつ視認性重視の発色の良い色でまとめられているのがリアリティを感じます。
作品名:【TAMOTUレスキュー仕様】
製作者:Ash(あっしゅ) @ash_garage_c8
人命救助のエキスパートとして通常よりも高度な人工知能を搭載
そのAIは独自のアルゴリズムで自己進化を続け自我を確立しつつあった
人の代わりに過酷な現場で活動する彼は、この日ついに悲しみを覚えてしまった…
油彩絵の具赤青黄白銀だけで筆塗り
※コンテストのレギュレーション上「TAMOTU」本体のみの評価となり、台座は評価対象外となっています(運営より)。
【デザイナーMiZさんのコメント】
まず感じたのは重厚感です。
塗装で再現された金属のザラつきや土汚れ、赤錆の表現が重厚感を醸し出しています。
実際に触ったら金属のひんやりとした冷たさを感じそうなリアリティが写真から伝わりました。
瞳のストレーキもさり気ないですがドラマ性を演出していて世界観に引き込まれます。
作品名:「つみきたもつ」
製作者:みやのまる @miyanomaru21
こてん、と倒れそうな積み木なTAMOTUです。
靴履く時に体を支えてくれます。
【企画担当カンノのコメント】
複数の投稿があった木目調塗装の「TAMOTU」の中から、温かみのある「積み木」のモチーフが印象的なこの作品を選ばせていただきました。
木目塗装の技術力の高さもさることながら、「積み木のTAMOTU」としてのポージングや、ライトのクリアーパーツをレトロな暖色系で塗装してあるなど、隅々までセンスの行き届いた作品です。
作品名:「Utah teapot、あるいはRGBの国のTAMOTU」
製作者:ぬるぽん @nullpozzz
塗装イメージは「SF映画でよく見かける気がする樹脂っぽい外装の白くてつるっとしたロボ」。
レンダリングされたハイエンドCGっぽく見えるよう線と面の一つ一つに気を配って整面し、しっかり研ぎ出しました。
【企画担当カンノのコメント】
敢えて「TAMOTU」をホワイトVer.として塗装する――というコンセプトの作品の中から、その高い完成度と私の趣味性も多分に加味して選出させていただきました。
コンセプトどおりの美しい仕上がりと、奇をてらわない実直な塗装ながら、アクセントとして配されたポイント塗装が実にキマっていて、まるで設定サイズで実在するかのような「TAMOTU」に仕上がっています。
作品名:西暦4042年のTAMOTU
製作者:リューノ @ryunogarage
永き時を経て朽ちて動植物と共生するTAMOTU
しかし右半身には製造時には存在しなかった未知のエネルギー発生装置が組み込まれ可動し続けていた
という妄想設定で
全てアクリルガッシュの筆塗りで表現致しました
【企画担当カンノのコメント】
「改造一切禁止」という制限の多いレギュレーションをある意味逆手に取って、「内部メカや本来造形物であるはずのものを筆塗りで書き込む」という斬新すぎる発想が心に刺さった作品。
一見荒々しい塗装も非常に迫力があり、その特異な作品設定とも相まって大きな存在感を放っています。
作品名:TAMOTU[無限の宇宙ver.]
製作者:制作のお兄 @sekaino1118
宇宙関連施設や博物館で働くTAMOTUをイメージして塗装、地球は筆で描きました
【デザイナーMiZさんのコメント】
頭を地球に見立てた面白さ惹かれました!!
細かな表現がされた地球の丁寧な塗装もさることながら宇宙の表現もとても綺麗です。
ご説明にもある宇宙関連の施設で働くという設定にものすごくマッチした塗装だなと思いました。
宇宙博物館やプラネタリウムなんかで働く姿が想像できるロマン溢れる作品です。
作品名:「自立歩行型枯山水タモツ」
製作者:えめす@ifrit @emeth03
日本庭園をイメージして塗装してみました!
剪定された庭木ヘッド、景石レッグ、枯山水ボディ、竹のししおどしアームを全身に装備し、どこに設置しても日本庭園の雰囲気が感じられるロボにしてみました!
【デザイナーMiZさんのコメント】
TAMOTUまるごとで日本庭園を再現したアイデアが光る作品です。
塗装の表現も幅が広く、芝生の毛羽立った表現、枯山水の小さな石の凸凹を感じさせる塗装。石の白い斑点や苔の表現などが日本庭園にありそうな石を上手く表現しています。
一番好きなのはアームの竹塗装で、アームの分割部分を竹の節として処理しているところにセンスを感じました。
作品名:このはほいく/いちょうぐみ
製作者:tetto@BASE @tettocojo
架空の保育園、このはほいくで働くタモツくんです。子どもたちの遊び相手や先生のサポートをします。いちょうぐみは年中クラス担当。
【企画担当カンノのコメント】
同一コンセプトで3作品投稿いただいた中からの選出です。
保育園で働く「TAMOTU」という設定が、オリジナルのカラーリングに見事に落とし込まれていると思います。作品も設定どおりにチョークボード用の塗料で塗装されているあたり、非常にリアリティのあるセンスを感じます。
作品名:『レインボークラック』
製作者:イトウ@ペインターネット20周年 @toshihikoito
特にコンセプトはありませんが、このカラーに塗りたかった!
メタリックレインボーベースに黒クラックで塗りました。
説明書見ながら目分量で色の塗り分けをしたけど何とか上手い具合に重なりました
【企画担当カンノのコメント】
クラック塗装とレインボーカラーが相まって、非常に印象的な作品に仕上がっています。
欲を言えば、塗装を美しく見せるための基本工作に粗さが目立ちますが、それを補って余りあるインパクトと特徴のある美しさから選出させていただきました。
作品名:「ストリートスポーツTAMOTU」
製作者:YU-tarou @56_usan
TAMOTUを使ったストリートスポーツがあったなら?を妄想して塗りました。
傷ついたスケボーのイメージで汚してます。タイヤや各所傷の質感をこだわってみました
【デザイナーMiZさんのコメント】
写真から感じる乾いた雰囲気がストリートスポーツというテーマとマッチしているなと思いました。
本体色のグリーンや手書き風のペイント、差し色の赤など散漫になりそうなカラーをトーンの調整で統一感をもたせているところにセンスを感じました。
汚しの入れ方も様々なトリックを決めてできたバリエーションを感じる塗装でいいですね。
手書き風のロゴタイプもかっこかわいい感じでTAMOTUのボディにマッチしています。
作品名:TAMOTU SPLASH
製作者:kiyo @raven6923
派手なスニーカーの様なストリート系のイメージでスプラッシュ塗装を施しました。
【企画担当カンノのコメント】
「ストリート系ファッション」という異彩を放つ方向性が「TAMOTU」のあらたな魅力を引き出している点で高く評価して、選出させていただきました。
塗装色ごとの光沢感の使い分けなど塗装技術・センス共に高く、蓄光塗装という点も加味して完成度が非常に高いです。
作品名:TAMOTU-R
製作者:いたしゃん @itashanXD
TAMOTUレースなんてものを妄想してレーシングストライプ風の塗装をしてみました。
【デザイナーMiZさんのコメント】
鮮烈な赤が印象的なTAMOTU、はみ出しのない綺麗な白いラインがスポーツカーらしくていいですね。
この作品で一番いいなと思ったのが艷やかで美しい塗装です。
写真の撮影の影響もあるでしょうが数ある作品の中でも光沢感がずば抜けていました。
丁寧な仕上げもさることながらフロントグリルをイメージしたパターンなども面白く、技術とセンスの光る作品です。
作品名:『ベテラン配達人』
製作者:さくらば ようへい @Cbg4hey
最後の1通を配達し終えた。かつてはピカピカの新型だったが、塗直しもされなくなる程年季が入っている。新型が導入され、この型では最後の現役機である。
【デザイナーMiZさんのコメント】
このTAMOTUをうっかり足に落としたら怪我するな…と思わせるほど重さを感じる作品です。
金属表面の塗装が錆びたり剥げたりしたらこんな感じになるよねという表現が、高いレベルで再現されています。
白い塗装がサビに侵食されて黄色くなってる箇所なども強いこだわりを感じさせます。
作品名:DARUMA TAMOTU
製作者:にっしゃん @kataisoukou
ダルマのペイントを施されたTAMOTU。受験シーズンになると街中で見かけるとか。
【企画担当カンノのコメント】
「テクニック」「センス」「アイディア」の3軸のうち、特に「アイディア」が高く評価された作品です。
実際には穴が開いている「TAMOTU」の目の部分に黒丸を書き込むことはできないのですが(笑)、ユニークでかつ縁起が良いこともあり入選とさせていただきました。
作品名:【TAMOTU:採掘作業用鉱物迷彩】
製作者:カニヶ坂 @kuwagatarow
特殊な鉱石が採掘できる場所で作業するためのTAMOTU。生息する危険生物から身を隠すための迷彩を施されている。
【企画担当カンノのコメント】
特殊で凝った塗装を施した作品が多い中、「鉱石的な迷彩」という独特のコンセプトと、その高い塗装完成度が評価された作品。
本物の鉱石を思わせる奥行きと光沢のある塗装表現は、私からは一体どうやって塗装したのかがわからない技術です(笑)。
作品名:「みたらしTAMOTU」
製作者:KUROSIRO @kurosiro0801
TAMOTUの丸いボディが団子に見えたので、みたらし団子をイメージして塗装しました。
手順としては、ボディを焼き目がついた団子をイメージして塗装した後、マスキングをしてタレを塗装しました。
団子に見えたら自分の勝ち…。
【デザイナーMiZさんのコメント】
TAMOTUの丸みのあるボディを最大限活かした作品です。
美味しそうなみたらし団子に見えて負けてしまいました…とても美味しそうです!!
グラデーション塗装や上面の焦げ目のリアルさ、丁寧なマスキングなど見どころが多いです。フレームの竹串カラーもセンスを感じる作品です。
作品名:【聖域の管理者~sanctuary administrator~】
製作者:サプスタ!元ヤンモデラー工作室 @supply0630
2060年代、小さな教会のメンテナンスを行うTAMOTU
だがその教会にはもう人は来ないだろう.
村人は皆出て行った
それでもTAMOTUは教会を維持する為に活動をやめない
まるで自分が祈る場所を守るように
【企画担当カンノのコメント】
個性的な作品が多かった今回のコンテストの中でも、ミスマッチともいえる塗装コンセプトが逆に不可思議な魅力を醸し出している作品です。
左右で色が違うカメラアイや、一部分塗り分けている内部フレームも良いアクセントとなっていて、その相当に手間がかかったと思われる塗装方法とも相まって、全体の完成度も高いです。
作品名:「農業用TAMOTU(果樹園勤務一ヶ月)」
製作者:GLaDOS @SERNepc
農作業サポートを目的とし、機体下部のセンサーで土壌を管理しつつアームで収穫、水や肥料を撒いたりもできる。近所の子供達や観光客に描いてもらった果物の絵が自慢。
脚部は幹、緑は葉っぱでアームは青空をイメージしてます。
【デザイナーMiZさんのコメント】
なんとも難しい色をうまくまとめてる作品だなぁと思いました。
描き込まれている果物を消しても果樹園感のあるカラーリングが魅力的です。
白い外装に描かれた果物がものすごく可愛くて、子どもたちに囲まれているTAMOTUが想像できます。
昔見た近隣の小学生たち描いた壁画を思い出す様なノスタルジーを感じる素敵な作品だと思います。
作品名:「炎」
製作者:ハスキー @hus43
バイクとも車とも異なるシルエットのTAMOTUにファイヤーパターンをデザインしてみました。
なかなか苦労しましたが楽しかったです!
【デザイナーMiZさんのコメント】
夜景に映えるファイヤパターンが印象的な作品です。
炎のグラデーションも美しく、外装の分割を跨いでピシッと合わせられたパターンも綺麗です。
炎の細い白いラインのマスキングが丁寧で、なおかつクロスしている箇所もあり手間と技術力を感じる作品です。
作品名:「初日号」
製作者:よしのり もりした @9GrK9BDA0vyek4W
マスキングゲルを使って波文様を入れました。
朱と蒼が映えるよう下地は卵の殻のような質感にし、海から初日出が登る縁起の良い感じを出してみました。
【企画担当カンノのコメント】
MiZさんと二人で「なんかいいよね……」という、語彙力が伴わないものの一定以上の評価で入賞枠を勝ち取った作品です。
超力作ぞろいの作品たちの中では一見目立たないのですが、日の出や漁船のモチーフをうまいこと「TAMOTU」の塗装に落とし込んでいる良作です。
入賞作品を含む参加作品は、こちらのページに掲載しています。合わせてご覧ください!
※「応募上のご注意」内に記載の、著作権・版権上の問題がある作品については掲載できませんでした。何卒ご了承ください。
■MARUTTOYS MiZ(水野 功貴)さん
ご参加していただいた皆様!本当にありがとうございます!!
ここまでたくさんの方たちにご参加していただけるとは思っておりませんでしたので嬉しい限りです。
審査員経験なんてのは人生の中で一度もありませんでしたので137作品から果たして選べるのか!?
やっぱり選べないねということでカンノさんから入賞枠を増やそうとの提案がありました。
それでも力作ぞろいの作品の中からたった21作品を選ぶのは非常に難しかったです。
私は塗装コンペの審査員という肩書ほどの塗装に詳しくないので、最終的に感性に響いた作品を選んでおります。
今回のコンペで思ったのが非常にレパートリー豊かな作品が多かったことです。
TAMOTUというキャンバスに皆さんの思い思いの表現をされていて唯一無二の作品ばかりでした。
あまりにも方向性が違う作品群に正直入賞枠を137にして参加者全て入賞にしたい思いでいっぱいでした。
改めまして皆さんご参加ありがとうございました!!
これからもマルットイズのプラモシリーズを楽しんでいただけるように鋭意企画を進行中でございます!!
今後ともマルットイズプラモデルシリーズをよろしくおねがいします!!
■コトブキヤ 企画・開発担当 カンノ
予想を大きく超える137作品もの投稿をいただき、「TAMOTU」というキャラクターの魅力を❝人生の時間を使って作品を創る❞というクリエイティブな形で共有していただいた皆様には、感謝の念に堪えません。
今回の入賞枠の設定は一律横並びではありませんが、作品の審査にあたっては個々の優劣というよりも、最終的にはMiZさんと私の「心に響いたTAMOTU」という観点から選出しています。
(そのため、審査員が変われば入賞作品はガラリと変わるでしょう)
全投稿作品をあらためて見渡しても、入賞枠に入れられなかった力作・快作が本当に多いのが心残りではありますが、皆様の「TAMOTU愛」はしっかりと心に刻ませていただいています!
これからも皆さんに楽しんでもらえるような展開を仕込み中ですので、今後も「マルットイズ プラモデルシリーズ」をよろしくお願い致します!!
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以上です!
今後も「MARUTTOYS」シリーズで模型コンテストを開催したい! と思いつつ、参加していただいた方々、またご覧いただいた皆様、最後にあらためて「ありがとうございました!」。
それではまた。
企画・開発 カンノ
©MARUTTOYS