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【ハイキュー!!】「ARTFX J 孤爪研磨」原型師インタビュー
こんにちは!@コトブキヤ営業です。 お待たせいたしました、『ハイキュー!!』フィギュアシリーズ原型師インタビュー第三弾です! 今回はアニメ『ハイキュー!!』より、「ARTFX J 孤爪研磨」の原型師インタビューを撮りおろしのデコマス写真とあわせてご紹介します。 ここでしか見られない情報が盛りだくさんですので、ぜひ最後までご覧ください! <商品化したビジュアルについて> 4体同時発表された『ハイキュー!!』フィギュアシリーズは、千葉崇洋氏が描き下ろしたビジュアルを元にされています。 このビジュアルに関する企画担当のコメントを掲載していますので、第一弾のブログもぜひご覧ください! <第一弾>「ARTFX J 影山飛雄」原型師インタビュー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次に「ARTFX J 孤爪研磨」の造形を担当した原型師、HIROHITO様のインタビューをご紹介! 苦労した点や楽しかった点など、制作の裏話を沢山語って頂きました! ――元になったビジュアルをフィギュア化するにあたって、二次元ならではの表現を三次元にするために調整が必要だった箇所があったのではないでしょうか? ビジュアルをもとにリアルな造形を行われるなかで楽しかった点、苦労した点などがあればお聞かせください。 二次元を三次元にする過程は毎回難しいですが、一番好きな点かもしれません。 絵独自の表現もありますので、一方向からの絵をそのままそっくり立体にすると、立体物として破綻してしまうことありますので、あらゆる角度からみて成立するよう心がけています。 またその解釈の方向性があっているか独りよがりにならないよう、すり合わせをしながら進めていくことが重要だと思っています。 ――普段、動物を造形する機会は多いですか?今回は人物+動物のセットですが、猫を造形するにあたって何か注意したところはありましたか? 動物を造る機会はあまり多くはないですが、造っていてものすごく楽しかったです。もともと原型師になる前は動物関連の仕事をしていましたので、動物や生き物を作れることはすごく嬉しいです。 注意した点は、人間と同じように骨格や筋肉もあるということを意識して製作しました。 ――『ハイキュー!!』フィギュアシリーズの原型発表時には、顔の表現がよく造形されているという声がファンの皆様からとても多くあがりました。 その頭部を造形するため、特に注意したことはありましたか? 一枚絵の雰囲気を再現するとともに、アニメや原作など、どの顔の方向性で行くのか壽屋様と相談しながら進めていきました。 ――また、こういったキャラクターフィギュアで裸足のものは少ないと思います。 とくに手足の造形は繊細で難しいと思いますが、足の造形や表現について何かコメントはありますか? 手は造る機会がもちろん多いのですが、足はなかなかないのですごく楽しかったです。男性らしい手を意識しつつも、研磨らしい繊細さも意識しながら製作しました。 ――上記以外でも、『ハイキュー!!』ファンの皆様にご紹介したい造形上のこだわりや、フィギュアに命吹き込むために苦労した点などがあれば教えて下さい。 顔の表情や猫背な感じなど研磨らしさを意識して製作しました。また研磨をのぞき込む猫や座っている木、フィギュア全体の構成にもこだわり、どこから見てもカッコよくなるよう製作しました。 ――苦労した点をお聞きしましたが、造形して特に楽しかったところはありましたか? 個人的に研磨の性格がものすごく共感できるので、研磨に携われたことが嬉しかったです。自分もゲームが好きで、歩いたり走ったりするとき研磨のようにゲームの中に入ったような妄想をしていたりするので、研磨にすごく共感できます。 ――制作上の裏話に興味を持つフィギュアコレクターも多いと思います。もし、何か裏話がありましたら是非教えて下さい。 フィギュアを造るうえで、できる限り本物を見るようにしています。今回でいえば、猫ちゃんとふれ合える場所にいってみたり、公園や森などで木を見に行って触ったりしました。本物をみると写真だけではわからない構造やエネルギーなどを感じ取れる気がしています。 ――発売をとても楽しみにしてくださっているファンの方々も多くいらっしゃると思います。原型師の立場から、皆様 に向けて何か伝えたいことはありますか? また、一ファンとして『ハイキュー!!』に向けてコメントをお願いします! 『ハイキュー!!』はいつも見ていて「全員主人公だな」と思えるぐらい一人ひとりの物語が素敵で、熱くて泣ける最高の作品です!そんな『ハイキュー!!』に携われたことが大変光栄です! 今回のフィギュアは、表情やポーズはもちろんですが、猫ちゃんや、木、フィギュア全体で研磨らしさを感じてもらえると思いますので、是非手に取っていただけると嬉しいです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以上が「ARTFX J 孤爪研磨」原型師インタビューでした! ARTFX J 孤爪研磨」は2024年10月に発売予定、 コトブキヤ商品お取り扱い店舗様にてご予約受付中です! 発売予定の『ハイキュー!!』フィギュアシリーズはこちら! 「ARTFX J 日向翔陽」 「ARTFX J 影山飛雄」 「ARTFX J 黒尾鉄朗」 ブログを観てご興味を持たれた方は、ぜひ購入をご検討下さい。 ■「ARTFX J 孤爪研磨」の商品紹介ページ @コトブキヤ営業 ©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会
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【ハイキュー!!】「ARTFX J 黒尾鉄朗」原型師インタビュー
こんにちは!@コトブキヤ営業です。 お待たせいたしました、『ハイキュー!!』フィギュアシリーズ原型師インタビュー第二弾です! 今回はアニメ『ハイキュー!!』より、「ARTFX J 黒尾鉄朗」の原型師インタビューを撮りおろしのデコマス写真とあわせてご紹介します。 ここでしか見られない情報が盛りだくさんですので、ぜひ最後までご覧ください! <商品化したビジュアルについて> 4体同時発表された『ハイキュー!!』フィギュアシリーズは、千葉崇洋氏が描き下ろしたビジュアルを元にされています。 このビジュアルに関する企画担当のコメントを掲載していますので、第一弾のブログもぜひご覧ください! <第一弾>「ARTFX J 影山飛雄」原型師インタビュー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次に「ARTFX J 黒尾鉄朗」の造形を担当したコトブキヤ所属の原型師、邱 明琦(キュウ メイキ)のインタビューをご紹介! 苦労した点や楽しかった点など、制作の裏話を沢山語って頂きました! ―― ビジュアルをもとにリアルな造形を行われるなかで楽しかった点、苦労した点などがあればお聞かせください。 まず、ビジュアルの線や影などは、色々な3次元の情報を表現しています。そこでメインビジュアルや他のたくさんの絵の中に、特徴的な立体情報を探して、造形にとっていい落としどころをまとめていきます。 このような情報の観察、整理、立体に反映というループを、造形する過程でずーっと繰り返していきます。自分にとってはその最初のところが一番大変だなと感じていますね。 なぜなら、情報の収集も、整理も何もかも0からスタートですから。最初がとても大変ですが、その情報の観察、整理、立体に反映のループを繰り返すことで、段々といい造形が出来上がっていく実感がとても楽しいです。 ――普段、動物を造形する機会は多いですか?今回は人物+動物のセットですが、猫を造形するにあたって何か注意したところはありましたか? 普段なかなか動物を造形する機会がないので、今回はとてもわくわくしながら作らせていただきました。 たくさんの猫ちゃん(資料)に囲まれて癒されつつ、原型製作をしました。とても幸せです。 中身と理屈がわからないと、説得力ある造形が作れないため、その動物の骨格、筋肉の資料、写真、動く時の映像など、とにかくいっぱい集めて、参考にしています。 その大量の資料の中に、自分なりにこの動物のかっこいい ポイントを探しながら整理し、そして造形に反映していきます。 ――『ハイキュー!!』フィギュアシリーズの原型発表時には、顔の表現がよく造形されているという声がファンの皆様からとても多くあがりました。 その頭部を造形するため、特に注意したことはありましたか? キャラクターの色んな絵で大事にされている特徴を、造形にかっこよく表現していくのを心がけています。 黒尾の場合だと、鼻筋、ふたえとまぶたの形など、顔の彫が深い方にイメージして造形をしていきました。 ――また、こういったキャラクターフィギュアで裸足のものは少ないと思います。 とくに手足の造形は繊細で難しいと思いますが、足の造形や表現について何かコメントはありますか? 足の甲と踵からふくらはぎにある筋、足関節などなど、自分にとって足造形の魅力的な部分をキャラクターとポージングに合わせて、精いっぱい力を入れて、造形しました。 是非黒尾の足を色んな角度で楽しんでいただけたら、嬉しいです。 ――上記以外でも、『ハイキュー!!』ファンの皆様にご紹介したい造形上のこだわりや、フィギュアに命吹き込むために苦労した点などがあれば教えて下さい。 今回のフィギュアは体が見える部分が多く、かつバレー部員で運動量が凄く多いキャラクターなので、各部分の筋肉の表現にすごく力を入れました。運動の種類によって発達する筋肉、体格も変わります。さらに、年齢にも影響されます。 黒尾だったら、どのようになる?とずーっと考えながら、色々資料を探し回って、細かく調整しました。とても楽しかったですが、かなり大変でした。 ――苦労した点をお聞きしましたが、造形して特に楽しかったところはありましたか? 1.の回答とちょっと重なる部分もありますが、造形の答えが自分なりに段々と見つかっていく過程がとても楽しいです。その上、元々私は『ハイキュー!!』のファンで、黒尾が大好きです! そしてモチーフとなったビジュアルも凄くかっこいいです。大好きなキャラクターの最高なビジュアルをいい造形に作る事が、とにかく幸せでした。 ――制作上の裏話に興味を持つフィギュアコレクターも多いと思います。もし、何か裏話がありましたら是非教えて下さい。 今回の『ハイキュー!!』シリーズ商品がシリーズの一体感をとても大事にている部分なので、造形製作はいつもより4体の連携を色んな部分で気を付けていました。 セットで並ぶとき、4体で並ぶときなどなど、単体時の各キャラクターの特徴、造形の見栄えはもちろん、チームの雰囲気、相方との関係など様々な面を考え、検討しながら、製作していきました。 チームの中でのポジション、何年生などを考慮し、黒尾の造形を細かく調整したことが一番記憶に残っています。 ――発売をとても楽しみにしてくださっているファンの方々も多くいらっしゃると思います。原型師の立場から、皆様 に向けて何か伝えたいことはありますか? また、一ファンとして『ハイキュー!!』に向けてコメントをお願いします! 『ハイキュー!!』の世界観を大事にして、キャラクター達の魅力を精いっぱい詰め込んだ商品です。是非お手元にお迎えして、色んな角度でキャラクター達の造形を堪能して頂ければ幸いです。 これからも『ハイキュー!!』の作品を応援していきます! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以上が「ARTFX J 黒尾鉄朗」原型師インタビューでした! アニメ『ハイキュー!!』フィギュアシリーズの原型師インタビューは今後も掲載予定ですので、ぜひ次回もお楽しみに! 「ARTFX J 黒尾鉄朗」は2024年9月に発売予定、 コトブキヤ商品お取り扱い店舗様にてご予約受付中です。 同じくアニメ『ハイキュー!!』より 「ARTFX J 孤爪研磨」 もご予約受付中ですので、要チェックです! 発売予定の『ハイキュー!!』フィギュアシリーズはこちら! 「ARTFX J 日向翔陽」 「ARTFX J 影山飛雄」 ブログを観てご興味を持たれた方は、ぜひ購入をご検討下さい。 ■「ARTFX J 黒尾鉄朗」の商品紹介ページ @コトブキヤ営業 ©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会
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【ハイキュー!!】「ARTFX J 影山飛雄」原型師インタビュー
こんにちは!@コトブキヤ営業です。 本日は、アニメ『ハイキュー!!』より「ARTFX J 影山飛雄」の原型師インタビュー&企画担当者コメントを、撮りおろしのデコマス写真とあわせてご紹介します! ここでしか見られない情報が盛りだくさんですので、ぜひ最後までご覧ください。 ファンの皆様の中にはポージング発表のタイミングについて疑問に思われている方もいらっしゃるかもしれません。 まずは商品への想いについて、企画担当からのコメントを紹介させて頂きます! <商品化したビジュアルについて> ――この度、4体同時発表された『ハイキュー!!』フィギュアシリーズは、千葉崇洋氏が描き下ろしたビジュアルを元にされています。 なぜこのビジュアルを選ばれたのでしょうか? 企画担当N: 試合前の静寂さとともに、試合中の熱い雰囲気も感じられるような、静と動が同居している雰囲気にとても魅力を感じ立体化を進めさせていただきました。 <商品化時期について> 劇場版公開中のアニメ『ハイキュー!!』ですが、このタイミングでの商品化について企画担当の想いを聞きました。 企画担当N: 作品の中でも特に熱い “ゴミ捨て場の決戦” が大きなスクリーンで見れること、そして記念すべきタイミングで弊社フィギュアをファンの方にお届けできることとても嬉しく思っています。 <楽しみにして下さっている皆様へのメッセージ> 企画担当N: アニメ版を見返した後、劇場版を見た後に、弊社のフィギュアのことを少しでも思い出してくださるような方が1人でも多くいてくださったらとても嬉しいです。 たくさんの方にお手元でお楽しみいただけることを願うばかりです。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次に「ARTFX J 影山飛雄」の造形を担当した原型師RESTORE様のコメントをご紹介いたします! 実はRESTORE様は『ハイキュー!!』のファンだったとか。苦労した点や楽しかった点など、制作の裏話を沢山語って頂きました! ―― ビジュアルをもとにリアルな造形を行われるなかで楽しかった点、苦労なさった点などお聞かせください。 RESTORE様: 楽しかった点は、あの影山を作れること!ですね。 元々『ハイキュー!!』は好きだったので主人公の影山を作らせていただけるのは光栄でした。 気合を入れて三次元の影山の姿を思い描きながら造形させていただきました。 苦労した点は、木の上にいる不安定な姿勢とビジュアルの再現の両立です。 ビジュアルの視点が俯瞰だったので、フィギュアの正面角度をビジュアルに合うように作るとバランスが取れず倒れてしまうという問題が発生してしまって。 弊社内やコトブキヤ様とも相談させていただき、最終的にフィギュアも少し上から眺めたときにビジュアルと合うように調整する形で決まりました。 ――普段、動物を造形する機会は多いですか?今回は人物+動物のセットですが、こういった動物(猫やカラス)を造形するにあたって何か注意したところはありましたでしょうか? RESTORE様: 他の案件でありがたいことによく動物の案件をいただくので、動物を造形した経験はあります。元々動物は好きなので今回も楽しく作らせていただきました。 やはり資料がないと作れないので、カラスの写真をたくさん集めて、羽の重なり方なども観察して造形しました。 さらにコトブキヤ様にカラスの種類や羽の形状一枚一枚まで細かくチェックと修正指示をしていただきまして、かなり再現度の高いカラスに仕上げることができたかと思います。 また、ポージングもビジュアルの躍動感に合わせつつ、少し影山を見ている姿勢を取らせることで相棒感を出せるように意識しました。 ――『ハイキュー!!』のフィギュア4体の原型が発表された時に、顔の表現がよく造形されているという声が『ハイキュー!!』ファンの皆さんからとても多く挙がりました。 その頭部を造形するため、特に注意したことはありましたでしょうか? RESTORE様: つるりとした少し丸みもあるシルエットの絵柄なので、その雰囲気を出しつついろんな角度から成立するようにするのが難しかったですが、社内でも相談し時間をかけて検証しました。 影山は少し口をとがらせているイメージが自分の中であって少しやりすぎてしまったりなどもありましたが、コトブキヤ様から修正指示をいただいたおかげで、良いものに仕上がったのではないかと思っています。 また、制作過程でも仮で目などのペイントを描きこんで似ているかの判断をするのですが、 着色すると一気に雰囲気が出るので色の持つ情報量はとてもすごいものだと思います。 似ていると感じていただけるのは、彩色のご担当者様の力があってこそ!だと思うのでいつも感謝しております。 ――また、こういったキャラクターフィギュアで裸足のものは少ないと思います。 とくに手足の造形は繊細で難しいと思いますが、足の造形や表現について何かコメントがありますでしょうか? RESTORE様: 正直なところ、私も裸足なのは珍しくて面白いなと思いながら作っていました。でも造形するからには、かっこよくて綺麗な足にしたいなと思って取り組みました。 コトブキヤ様から最初に頂いた仕様書にもこだわりとフェチが込められておりましたのでしっかりと反映しなければ!と。元々、手の造形をするのは好きなのでその延長のイメージで作りました。 手や足は情報量が多い分、個性を表現できるパーツだと考えているので、影山らしさが出せていたらいいなと思います。足でいえば、絵に合ったポーズの再現も同時に考えて作る必要があったので難易度はかなり高かったです。 ――上記以外でも、『ハイキュー!!』ファンの皆様にぜひ紹介したい造形上のこだわりや、フィギュアに命吹き込むために苦労した点などお教えください。 RESTORE様: やはり上記でも述べたように顔や手はキャラを表現するうえで重要なパーツだと考えているので、そこはこだわって造形しました。 ふわっとはためくユニフォームもビジュアルを再現するうえで特徴的な部分ですので、できる限り再現しつつ破綻のないようにまとめています。また、今回はビジュアルの立体再現ということもあり、ビジュアルとほぼ同じ構図はもちろん、立体物なのでどこから見ても成立するように作っています。そこが一番難しかったところかもしれません。 社内でも時にはメインの製作者を交代するなどチェックを重ねて、全体的に造形を詰めていきました。弊社内だけでなくコトブキヤ様をはじめ、数多くの人たちの力を合わせた結果、完成形として命を吹き込むことができたのだと思います。 ――苦労した点をお聞きしましたが、造形して特に楽しかったところはありましたでしょうか?理由も合わせてお聞かせいただけますと嬉しいです。 RESTORE様: やはり顔ですね。 作るのは難しいですが、作っていて一番楽しいパーツでもあるので好きです。キャラっぽさや、絵柄の再現などを意識しつつ、自分のこだわりをミックスして作るので似てると言っていただけるととても嬉しいです。 ――制作上の裏話に興味を持つフィギュアコレクターも多いと思います。もし、何か裏話がありましたら是非共有していただけますでしょうか? RESTORE様: 影山はスポーツマンだからと、たくましい筋肉を意識して作っていたのですが、 盛りすぎてしまい作り始めの影山は太ももがすごいパンパンでした(笑) フィギュアを作るときはラフから始めて修正をしながら完成度を詰めていくので、作業後半で初期の形状を見返すとギャップが面白いことが良くあります。 影山も何度も修正指示をいただきながら仕上げていったのですが、修正指示が毎回とても丁寧で、ときにはミリ単位以下の調整を的確に指示してくださりました。キャラクターへの愛があふれていて、こちらもその情熱に答えるために尽力しました。 初期ラフと完成形を見比べるたびに、影山本体はもちろん、カラスや台座などフィギュアを構成するすべてのパーツを毎回厳密にチェックして頂けたからこそ完成できたんだなと実感できます。ありがとうございました! 続き) RESTORE様: また、完成までに何度かデータから現物を3Dプリントして検証していただいています。この工程があってこそ、より良いものができたのだと思います。 そのたびに分割、出力作業をしているので、その作業を担当していただいた方々にもこの場を借りて何度も対応してくださったことへの感謝をお伝えしたいです。 ――発売をとても楽しみにしてくださっているファンの方々も多くいらっしゃると思います。原型師のお立場から、皆様 にむけて何か伝えたいことはございますか? RESTORE様: 今回、元にしたビジュアルは、普段の影山とは少し違って裸足だったり、自然や動物とマッチしてさわやかな風を感じる世界観で、新たな一面がかっこいいデザインだと思います。 そんな素敵なビジュアルの完全再現フィギュアなので、ビジュアルの視点からはもちろん、全方位眺めることができます。「あのビジュアルの後ろ側の視点はこうなっていたんだ」みたいな楽しみ方は立体物の利点かなと思います。いろんな角度から眺めていただけたら嬉しいです。 以上が「ARTFX J 影山飛雄」原型師インタビューでした! RESTORE様のお話から、商品や作品への熱量を感じられることができました…! インタビューにお答えいただいたRESTORE様、誠にありがとうございました。 アニメ『ハイキュー!!』フィギュアシリーズの原型師インタビューは今後も掲載予定ですので、ぜひ次回もお楽しみに! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ARTFX J 影山飛雄」はコトブキヤ商品お取り扱い店舗様にて2024年6月に発売予定です。 同じくアニメ『ハイキュー!!』より「ARTFX J 日向翔陽」は2024年5月発売予定、 「ARTFX J 黒尾鉄朗」 「ARTFX J 孤爪研磨」 はコトブキヤ商品お取り扱い店舗様にて現在ご予約受付中です。 ブログを観てご興味を持たれた方は、ぜひ購入をご検討下さい! ■「ARTFX J 影山飛雄」の商品紹介ページ @コトブキヤ営業 ©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会
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【インタビュー】鷺沢文香発売記念!「off stage」シリーズ企画者インタビュー
最新作「鷺沢文香-off stage-」でシリーズ第六弾となる「off stage」シリーズ。 本日はシリーズ第六弾にラインナップされた 鷺沢文香さんの誕生日を記念 して、 只今予約受付中の「鷺沢文香-off stage-」を中心に、 シリーズの魅力に迫る企画者インタビューをお届けします! まずは簡単な自己紹介と、「アイドルマスター」(以降アイマス)シリーズとの関わりについて教えてください コトブキヤで企画をしております、えーきちと申します。メインはフィギュア商品の企画をしてまして、『アイドルマスター シンデレラガールズ(以降シンデレラガールズ)』も含めた『アイドルマスター』シリーズのフィギュアは現在全て自分が担当させてもらっています。 『アイドルマスター』シリーズのコトブキヤくじ(コトブキヤが販売しているオンラインくじ)の企画担当もしています。 アイマスは個人的にもお好きですか? あまり語るとなかなか本題に入れないので割愛しますが、アイマスにハマってなかったら100%コトブキヤには入ってなかったと思います(笑) 就活もホビー業界に関してはアイマスの仕事ができそうなところからせめていったくらい(笑) そう考えると間違いなく自分の人生に一番影響を与えた作品だと思います。 こと仕事に関していえば好きだから担当作品の中で特別扱いということはありませんが、それでも思い入れがある作品なのは間違いないですね。 なるほど(笑) そんなアイマスの中の一つ、シンデレラガールズのフィギュアシリーズとして展開している「off stage」ですが、 シリーズのコンセプトと、シリーズ発足のきっかけはなんでしょうか? 入社した時から企画になりたかったのですが、入社後5年くらいは営業をやっていまして、念願かなって企画になったのがだいたい2019年頃。シンデレラガールズでいうとアニメもとっくに放映され、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以降デレステ)』もリリースから4年以上経過している頃。すでに他社メーカーさんからは多数のアイドルがフィギュア化されている状況でした。 そんな完全な後発となる中で、すでに出ているフィギュアとの差別化を図りつつ、作品の魅力をしっかり伝えることができる商品を出したいと思い、シリーズものとしての展開を検討しました。 その差別化が「off stage」のコンセプトになるわけですね はい。アイマスの魅力といえばステージで華やかに歌って踊るアイドル、それは間違いないと思っています。でも、 そんな目標となるステージにあがるために、日々悩んだり努力する姿や、プロデューサーとのやりとりも、同じくらい大事なアイマスの魅力だと思っています 。実際ゲームやアニメでもそういったステージに立っていない時のアイドルたちのことを見るほうが多いですしね。 ↓off stage発表時に公開されたシリーズのコンセプト さらに、オフの時のほうがアイドル毎のパーソナルな部分がフィギュアに反映させやすいのも強みになると思いました。例えば鷺沢文香であれば、直接的に本を手に持って読書している姿を立体化できるので。 これまで6人が商品化されましたが、ラインナップはどうやって決めているのでしょう?また、モチーフ元となるイラストの決め方は? いくつかレギュレーションのようなものもあるのですが、それ以外は シリーズのコンセプトに合っているいかどうか がなにより重要です。 モチーフになるイラストに関しても、シリーズのコンセプトに沿ってるかはもちろん、 そのイラストがファンにとって思い入れのあるものか というのも可能な限り気を付けています。例えば第一弾としてトップバッターを務めた三船美優さんは、それまであまり語られることのなかった三船さんのパーソナルな部分が多数判明したゲーム内イベント「アイドルプロデュース 鎌倉あじさい巡り」の時の「[ティアドロップ]三船美優」がモチーフで、当時を知るプロデューサーさんにとっては思い入れが深いイラストの一つだと思っています。 実際原型画像の一部を公開してフィギュアが[ティアドロップ]だと判明した時に、多くのプロデューサーさんが喜んでくれた時にはとても嬉しかったです…!ぶっちゃけ社内からはデレステで未登場かつ当時でも何年も前のイベントのイラストということで、けっこう懸念の声も多かったので(笑) もう一つ話を戻すと、モチーフ元のイラストの決め方として一つ大切にしているのは、 初立体化のアイドルはいきなり個性的といいますか、変化球的なものにならないように気を付けてます 。やはり初立体化というのはそのアイドルのファンやプロデューサーにとって大事なものだと思うので、最初はギャップよりも王道寄りのシチュエーションがいいかなと。 具体的には三船さんは先述の通り彼女の代表カードの一つとなった[ティアドロップ]、相葉夕美ちゃんはTVアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」の火曜シンデレラシアター第一話にも抜擢された、ピクニックがテーマの[ふんわり花乙女]を選びました。 お気に入りの衣装やシチュエーションは人それぞれでしょうが、一人でも多くの人に喜んでもらえるシチュエーションになっていたら嬉しいです。 ↓それぞれ[ティアドロップ]と[ふんわり花乙女]をモチーフに初立体化した「三船美優-off stage-」「相葉夕美-off stage-」 それでは今回のメインとなる鷺沢文香-off stage-ですが、ずばり見どころはどこでしょう? 先ほど話した内容と少し被りますが、 文香の「本好き」という個性を一番直接的に表現できたフィギュア にできたのではないかなと思います。 それと、個人的に文香はルーズ気味な服とストールを巻いている印象が強いので、そういった文香らしさのあるファッションも楽しめるフィギュアになってると思います。一方で、「小悪魔コーデ」ということで普段の文香よりも少し責めた衣装でもあるので、文香「らしさ」と「ギャップ」両方が楽しめるフィギュアになっていると思います。 また、Limited Editionには文香の前髪を変更できるパーツがつくんですが、 文香の前髪にここまで真剣に取り組んだフィギュアはうちが初なんじゃないか と勝手に思っています。 アイマスを知らない人からは 「どこが変わったの?」と聞かれるんですが 、この違いが大きいんです!!(笑) ↓Limited Edition付属の「前髪変更パーツ」を使って髪型を変えた文香。「オフ」と「オン」で髪型が変わる文香の両パターンを再現することが可能。 逆に苦労したところはありますか? 立体物的な観点でいうと、モチーフ元となっている[一瞬の誘惑] が 「正面座り」 かつ 「俯瞰視点」 という、 フィギュア化するには難易度の高い構図 だったので普段よりも少しアレンジを強めで行いました。正面座りだと股~膝上が隠れる関係で体のバランスがおかしく見えてしまいがちなので、 元イラストのイメージを損なわない程度にメインカットの体の向きを横に振りました 。下の回転動画なんかを見ると、カメラ位置が同じでも真正面か少し横にするかで見え方のバランスがかなり変わるのがわかるんじゃないかと思います(髪型ではなく文香の顔を基準に見るとわかりやすいかもしれません…!) 「off stage」シリーズはLimited Editionがあるのも特徴ですが、これはなぜなんでしょうか? 直営店限定で特典付きの所謂「豪華版」を発売する商品は他にもあるんですが、off stageの場合はA4近いサイズのアクリルボードに差し替えパーツ複数個と、 他作品と比べても特典のボリュームが少し多め です。 コトブキヤの直営店はかなり長いことアイマスの商品を取り扱っていて、 ありがたいことにプロデューサーの皆さんにもお店として認知してもらえております 。そして直営店でご購入いただくと、平たい話が利益率は上がるんですね。 そんな直営店で得られる+αの利益を恩返ししている感じ です。 ↓フィギュアと並べるとそのサイズ感にビックリ!高さ28cmのアクリルボード 皆さまも気になっているであろう、「off stage」シリーズの今後は? 実のところいうと、 まだ未定 なんです。 お仕事でやっている以上、 今ある商品で数字を出すことが最も次に繋がる ので、ご予約がまだの方はぜひご予約を!! メーカー締切は12月5日です !! 最後に、「off stage」シリーズを応援しているファン並びにプロデューサーさんへ一言! シリーズを追ってくださっている方、どうもありがとうございます!まだ買ったことないけど興味をお持ちの方、きっと後悔させないのでぜひお手に取ってみてください! 企画者はたぶんだいぶ皆様側の人間です(笑)運よくずっと夢見ていた商品を企画する仕事にはつけましたが、あくまで自分は商品化を実際に実行する役であって、 皆様のご協力なくして商品化は成り立ちません ので、今後ともよろしくお願いいたします! 商品情報 今回ご紹介した「鷺沢文香-off stage-」はただいま予約受付中! ▼Limited Editionはこちら! ▼通常版はこちら! メーカー受注締切: 12月5日(火)まで 「特製ブロマイドセット」 がもらえる 早期予約キャンペーン も実施中! ▼詳細はこちら 関連情報 鷺沢文香-off stage-PV放映開始! コトブキヤ秋葉原館に新たに設置された屋外大型LEDビジョン「コトブキヤビジョン・アキバ」で、 「鷺沢文香-off stage-」のPVが本日より放映開始! 秋葉原にお越しの方はぜひお立ち寄りください♪ ※秋葉原館でのデコマス展示は終了しておりますのでご注意ください 宣伝用フライヤー配布開始! 全国のコトブキヤショップで「鷺沢文香-off stage-Limited Edition」の宣伝用フライヤーを順次配布開始! ぜひお店でチェックしてくださいね。 THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc. ※撮影の条件・お使いのパソコンの環境などによって、色・見え方が違う場合がございます。
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予約締切間近!藤本圭紀作のPVCフィギュアをお見逃しなく!
受注締切間近! .。*゚+.*.。゚+☆.。.:*・.。゚ +. .。☆.。. :*・゜゚ +..。゚+..☆.。.:*・ ゜。゚+.。*゚+☆.。.:*・゜ ケイティ・ムーン Trick or Treat by 藤本圭紀 【コトブキヤショップ限定品】 .。*゚+.*.。゚+☆.。.:*・.。゚ +. .。☆.。. :*・゜゚ +..。゚+..☆.。.:*・ ゜。゚+.。*゚+☆.。.:*・゜ 2023年06月発売予定 19,800円 (税込) コトブキヤショップでしか買えない本商品! 予約締切間近となります。 予約商品以外、店頭に並ぶ・オンラインショップの在庫は少なくなりますので、ぜひご予約をお勧めいたします! 本商品・また原型師である藤本圭紀さんについて改めてご紹介させて頂きます。 今回の商品の「原型」そして「彩色原型(デコマス)」を手掛けた原型師は藤本圭紀さん。( @YOKKI_munchkin_ ) ※写真は9月に都内で開催された初個展での展示となります。 オリジナル作品の独特の世界観、そして卓越した原型技術で多くのファンが虜となっております。 (コトブキヤの商品用の原型も数多く手掛けていますよ!) 今回商品化する「Trick or Treat」は、藤本圭紀さんオリジナルのキャラクター「ケイティ・ムーン」シリーズの第2弾! 自信満々でボリューミー!パワフルな魅力で人気のキャラクターです。 これらの写真は「藤本圭紀さん自ら制作」した唯一無二の芸術品! 本来であればこのように、未塗装・未組立の状態でしか手に入らない本作品 なのです。↓ そして そもそもが少数生産 ですので手に入れるだけでもなかなかのハードル!なのですが、 そんな貴重なアイテムを・・・ 今回は、組み立て・塗装が完了したこの状態でお届けするのがこの商品!! (少しだけ組み立てはあるかもしれません・・・。) 素材も市販されているフィギュアと同様にPVC・ABS製で扱いやすい素材となります。 この強気なメイクや、グラデーションが美しい髪の毛、 マスキングが難しそうなこのシャツも、塗装された状態でお届け!! 未組立・未塗装のガレージキットが17,000円で販売していたところ を なんと今回は組み立て済・塗装済のPVCフィギュアで19,800円で発売 と、かなり頑張った価格で発売します・・・!! (再生産はお約束できず、また同じ価格で出すことは難しそうですので、ぜひこの機会にご予約ください・・・!) PVC製品になるにあたってのご注意 素材の関係で、商品はガレージキットよりも一回り小さくなっています。 シリコン型で生産するガレージキットから、金型で生産するPVC製品にする上で、下記のような追加加工があります。 取り扱いしやすい「PVC製品」にするために避けられない調整はありますが、 下記のように「ガレージキットそのまま」になるように特殊な調整をしている部分も多々ございます。 極力オリジナルの造形を再現するように、コトブキヤ企画担当、開発担当と工場、そして藤本さんの監修の元、鋭意制作中です! そして下記は藤本圭紀さんの希望で取り入れたアレンジ! 藤本圭紀さんが発表した彩色原型から、このパーツの塗装が変わり、少し透明感のあるメタリックになっています。 (製品ページの写真は、この塗装版を撮影したものです) 藤本さんからのご要望でもあった「ドン・キ〇ーテさんで売っているような、カサカサ音が鳴る装飾用バルーンのイメージ」を製品で取り入れてみました。 コスプレイヤーであるケイティちゃんが、衣装を調達する様子が浮かぶようなリアルなこだわりです♪ 藤本さんの作品を、もっと気軽にお楽しみ頂けるように藤本さん・コトブキヤでタッグを組んだ商品!! ぜひ皆様のお手元に置いて頂けると嬉しいです。 !!受注受付は2023年1月31日(火)まで!! 日本国内ではコトブキヤショップでしか購入できません! 予約商品以外、店頭に並ぶ・オンラインショップの在庫は少なくなりますので、ぜひご予約をお勧めいたします! ↓↓↓皆様のご予約をお待ちしております↓↓↓ 藤本圭紀×MAマン!特別ムービー公開中 https://youtu.be/O9-kPUNpQFM https://youtu.be/zDp_B8Gzxqo (^◒^)しょーぐん(^◒^) ©Yoshiki Fujimoto