ながらく水面下で進行しておりましたフィギュア化プロジェクトが本日、
『ファンタシースターオンライン2(PSO2)』のオフラインイベント、
「ファンタシースター感謝祭2017」 福岡会場 にて発表となりました!
4-Leaves 1/6scale 「マトイ –Tony ver.-」 /原型制作:右藏
今冬発売予定/価格未定
頭頂高:約270mm (頭のアクセサリーやアホ毛、足下のスペーサー等含まず)
TVアニメ 「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」 放映時の
エンドカード用に描かれたTonyさんのイラストをもとに立体化!
右藏氏の繊細な造形とデジタル造形のソリッド感が融合した逸品になっています。
Tonyさんフィギュアは前作、前々作の 「五郎八姫」、「アイオーン・リーネ」 と、
少しこぢんまり (羽根は除く) したポーズが続いたこともあってか、
この 「マトイ」 は久々にかなり大きい印象!(^_^
実際は 「アナベル」 と同等ぐらいの全高なのですが、
ツインテールが横方向だけではなく、前後にも広がっているので、
「アナベル」 よりも更にボリューミーに見えます。
アーマーなどの硬質パーツのいくつかはデジタルで作成されていて、
とてもシャープな造形になっています。
特に腰アーマーは、ほぼ(※)設定どおりの分割になっていて、
その複雑な重なりも相まって、実在感は半端ないです。
(※パーツのエッジ部分での接続になっているようなところはさすがに一体構造になっていますが・・・)
ところで、この腰アーマーで隠れてほとんど見えなくなってしまうベースウェアも・・・
腰のカットホールや縫合線なども含め、設定どおりちゃんと造形 されています。
ちなみに、このアーマーパーツは着脱できる仕様ではない ため、
残念ながら、せっかくの造形(と塗装)は、製品ではほとんど見えなくなりますが!(><;
このコスチュームの見どころのひとつ・・・ というか、
みなさまの視線が注がれる 重要ポイント のひとつ がこの前面の隙間(!)
ウェア部分が別パーツになっていて、身体はけっこう奥のほうまで作り込まれています。
ちなみに身体の造形がどこまで続いているのかというと・・・
ウェア前面パーツの分割ラインがこの辺りまであるのですが、
この最深部・・・
を通り越し、背面を回って・・・
一周しちゃった!? Σ(゜д゜;
今回、ベースウェアは1/6という大スケールなので、
原型では前面左右だけではなく、背面も別パーツで構成されており、
その下にある 身体の骨格感や肌感、インナーウェアの布感まで丁寧に作られています!
と言っても、ここも着脱できる仕様ではありません。(^_^;
製品版ではまったく見えなくなります。
一応、衣装は原型の薄さのままの状態で金型は進行していますけど、
そもそも身体側にも衣装や装備を支えるための嵌合(突起や穴)等がいくつかありますので・・・
ちなみにこういう場合、塗装はどうしたらいいか、いつも悩みます。
以前担当させていただいた、とある「騎士王」の商品でも同様の事例 があったのですが、
胸甲の下の衣装の塗り分けまできっちり再現すると、シャドウ無しでも大変なコストになるので、
完全に見えなくなる部分はバッサリと塗装はオミットさせていただきました。
今回は一応、完全に見えない部分ではあるのですが、
シンプルなインナーウェアなので、基本塗り分けっぽくは塗装される予定です。
(今回は逆に、見えないところを境目にわざわざ無塗装にするほうがコストがかかるので)
・・・とまあ、原型の造り込みも然ることながら、手造形では難しいパーツ同士の接合部分などは、
金型作成時に工業職人と人海戦術による工業製品ならではの改修を加えてもらうなど、
更にイラストや設定の再現度を上げるために、開発面でも色々詰め込んで行く予定です。
このへんは開発経過をブログで追い追い紹介したく思います。
好評発売中の 「月刊ホビージャパン8月号」 にも掲載されましたので、
ご覧になってくださいませ。
現在、彩色のほうも進行中で、もしかしたら来月にはお披露目が出来そうな感じです。
コスチュームの塗り分けや模様、各部マーキングなど、
彩色も造形に負けないぐらいの膨大な情報量です!
是非ともご期待ください!
(`・ω・´)ノ ではでは・・・
蓬莱鳥
©SEGA/PHANTASY STAR PARTNERS
※掲載画像は開発調整前の原型です。実際の商品とは異なる場合があります。