こんばんは。原型チームのツチヤです。久々にブログにお邪魔します!
本日、アニメ放送中のクロックワーク・プラネットより
1/7スケール「リューズ」がご予約開始となりました!
とても見ごたえのあるフィギュアになりましたので、
制作チームより造形や塗装のポイントを中心にご紹介します(。・ω・)ノ゙
********商品紹介文********
回せ、運命の歯車を―――
講談社ラノベ文庫より刊行中で、4月からTVアニメの放送もスタートした人気作「クロックワーク・プラネット」より、
天才時計技師「Y」が造り上げた自動人形(オートマタ)「リューズ」の固定人形(フィギュア)が登場。
原作イラストレーター「茨乃」の描いた美麗なキャラクターを、3D原型師「榊馨」(さかきかおる)がその繊細な表現で立体化。
着脱可能なヴェールや細やかな模様があしらわれた衣装の多くにクリアー素材を用いる事で、
幻想的で儚げなイラストの雰囲気を再現しながらフィギュアとしても見応えのある逸品を造り上げました。
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原作1巻の表紙イラストを元にリューズが立体化!
シックな色合いの衣裳に鮮やかな赤い紐が映えますね~。
ヴェールは取り外しが可能で、後ろ姿もばっちり見ることができます♪
まず、注目して頂きたいのは衣装の多くに使用したクリアー素材。
※白背景の写真は素材による透け感が分かりやすい様に少し明るめに撮影しています。
スモークがかってうっすらと透けているのがポイントです!上品な印象になりますね。
布の流れもしっかり造形する事で陰影にメリハリが出るようにしています。
続いては、燕尾や袖の部分の細かな桧垣(ひがき)模様。
「イラストの幻想的な雰囲気をどうやって立体に落とし込むか」 社内でとても悩んだのですが、
今回は「クリアー素材で成型→裏側から模様を彫刻→表からメイン色を塗装」
という表現を採用しました。
※下図の②番でヴェールや袖の模様もこの方式を取っています。
模様はプリントする方がきれいに仕上がりそうですが、
複雑な布の流れに沿ってプリントする為には、造形にかなり制約が多いのです。
ちなみに…①の方法で制作するにあたっての大変だった部分は、
・布の厚みを均一(約2ミリ)に作らないと透け方がムラになってしまう!
・模様を彫刻するのが大変!(デジタルだとしても)
・最終の手仕上げも大変!!!
…でしょうか。
このあたりは原型担当の榊さんにばっちり仕上げて頂き今回実現することができました…!
原型は既に中国の工場へ旅立ち、金型製作の前準備が終了。開発Tさんにバトンタッチし、製品としての調整を詰めている所です。
その他、造形部分で見て頂きたい部分としては…
白いインナーが「ベルトでぎゅっと巻かれている」感じの皺や、肩口の穴から見える腕。
(薄めの布特有の細かい皺って良いですよね。)
ふわっと広がるスカートと絶対領域。
フィギュアの引き立て役。世界観を表現した歯車の台座(じみーに複数の色で構成されています)、
最後は何と言ってもリューズさんの表情(*´∇`*)
こちらの彩色見本、今週末よりコトブキヤ秋葉原館3Fに展示いたします!!
見どころ沢山のフィギュアとなっていますので、是非お立ち寄り下さいませ。
さらに!後日、彩色担当のコメントをブログに掲載予定。こちらもお楽しみに(`・ω・´)
1/7スケールフィギュア リューズ
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メーカー受注締切は2017年05月10日(水)です。確実に手に入れたい方はご予約を!
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原作の美麗なイラストや「茨乃」氏描き下ろし
SDキャラクターイラストを使用したグッズは6月発売予定!
●クロックワーク・プラネット トレーディングクリアファイル
https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000002433/
●クロックワーク・プラネット トレーディングアクリルキーホルダー
https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000002432/
●クロックワーク・プラネット トレーディング缶バッジ
https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000002434/
本日はここまで。ではまた~~~~。
©榎宮祐・暇奈椿/講談社 イラスト:茨乃
※掲載画像はサンプルのため、商品の色味が若干異なる場合がございます。
※また、撮影の条件・お使いのパソコンの環境などによって、色・見え方が違う場合がございます。