【呪術廻戦】「ARTFX J 五条 悟 懐玉・玉折 Ver. DX版」原型師インタビュー!

只今ご予約受付中の「ARTFX J 五条 悟 懐玉・玉折 Ver. DX版 」を製作した原型師にインタビュー!

今回のフィギュアは本体をRESTORE様、台座を弊社原型師の服部達也と塗装担当のショウで製作。
それぞれが各所に盛り込んだこだわりを語っていただきました。

是非最後までご覧ください!

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本体(RESTORE様)

真っ白な髪の毛が特徴的な五条ですが、髪の毛の造形で注目してほしい点や、造形をしていて難しかった点などがあれば教えて下さい。

A
髪の毛は複雑な構成になってしまいましたが、製品版 でもそのまま再現して頂けていて感激しております。その甲斐あってこその繊細さが五条の髪の毛の造形の注目ポイントだと思います!

製作始めは細かい毛束がツンツンとはねているので、バランスをつかむのが難しかったです。最初は太くなりがちで何度かご指導いただいて今の形にできました。
出来た!と思ったところからさらに社内でチェックしたところもう少し浮遊感を追加してはどうかという話になり、髪型を2パターン提出してコトブキヤ様にどちらが良いか見てもらったりなどもして仕上げていきました。

顔の正面からだけでなく、メインカットからの角度もしっかりかっこよく見えるように意識したのでぜひ注目していただければと思います。

五条は目元が印象的なキャラクターです。さらに今回は見下ろすようなポージングで、メインカットからの表情の見せ方が難しい構図のように思いました。
目元(顔など)を作る上で意識したことや苦労したことはありますか?

A
人気のキャラだし、イケメンにしなきゃというプレッシャーがすごかったです。
同時に五条を造形できる嬉しさもありましたが、やはり五条の顔の製作はかなり難しかったです…!

ご質問にあるようにメインカットの見下ろす角度と正面からの両立はなかなか悩んだポイントです。正面向きで作ったり、見下ろされながら作ってみたりといろいろ試しました。

さらに五条はコトブキヤ様で過去に製品化されたフィギュアがあったので、その顔の印象とも大きな乖離がないように意識しながら作りましたが、そこも難しい点でした。
コトブキヤ様にも最初から最後まで特に念入りに指導していただけたので無事作り上げることができました。

「天上天下唯我独尊」と発し、天地を指さしているポーズですが、手の造形で気を付けた、こだわったポイントはありますか?

A
呪術廻戦の登場人物は手が大きいイメージがあるので、五条の手も少し大きめに作りました。

手については「筋張った綺麗な手にしてください」との資料を最初にいただいておりましたので、すらっとしていて少し骨っぽいけど華奢過ぎないような手を意識して造形しました。

手は個人的にも好きなパーツなので気合いを入れて制作させていただきました!

空に浮かんでいるシーンをフィギュアに落とし込む際、造形する上で大変だった、特にこだわった部分はありますか?

A
無重力な体勢なのでつかみどころがなく、ポージングは難しかったです。コトブキヤ様にも何度か修正していただき、今のポーズに落ち着くことができました。

このポーズだからチラ見えしている腹筋や足首も見せ場だと思い、意識して造形しています。チラ見せ具合についてはコトブキヤ様の熱意あるこだわりもしっかりと反映させていただきました!

最終的には服で隠れる部分も、最初は裸の状態で筋肉の流れを造形した上で服を作っています。服の下にちゃんと肉体が存在している感を楽しんでもらえると嬉しいです。

 

メインカット以外に「この角度からみてほしい!」といったおすすめの角度はありますか?

A
右脚の正面ぐらいの角度ですね!ちょうど腹筋がよく見えるので、観察してもらえたらと思います(笑)

その角度だと顔も右腕で半分隠れてニヤリと笑う口元だけが見えるので目元が印象的な正面からとはまた違った印象で見れるかなと思います。手元の天上天下感も強いですしアリなんじゃないでしょうか。 

ご質問の趣旨とは反しますが、やはりメインカットが制作に関わった人全員が一番かっこよく見ていただけるようにこだわった角度であると思うので、一番のおすすめの角度はメインカットです!

その他注目してほしいこだわりポイントがありましたらお願いいたします。

A
服の躍動感と首から顎にかけてのラインですね。

浮遊感をより強調できるようにジャケットの動きなどは力を入れて造形しています。もちろんシャツやズボンも体の動きに連動したしわを入れてポーズに説得力を持たせられるように意識して造形しました。

首から顎にかけてのラインは、フィギュアではパーツ分割が入ることの多い箇所だと思います。今回はむしろこのラインが見せ場な構図なのでシームレスに仕上がっています。
胸鎖乳突筋やのどぼとけなどもしっかりと造形させていただいたのでこちらも見てもらえたらと思います!



台座(コトブキヤ原型師 服部達也、塗装担当ショウ)

シーンをイメージした台座について、シーンをどのように落とし込んだのか、意識したことなどがありましたら教えて下さい。

A
アニメのクライマックスといえる重要なシーンですので、そこのイメージを損なわないように、またフィギュアとしての派手さも演出できればなぁと思って製作しました。ただ原型の製作時期がアニメ放映とほぼオンタイムで、時間的な制約は大変でしたが(笑)

空から差し込む光をパーツで表現していますが、造形・塗装でこだわった点を教えて下さい。
また、
雲の造形・塗装のこだわりを教えて下さい。

A
(服部)
原型的な側面で言うと、どう支えるかが重要でして、あの何本もある長い光の束が大変なんです。

一本一本の単体だとしなって曲がってきてしまう。それを天面と側面に配置した雲のパーツで連結しつつまとめるという。たぶんぼくと塗装担当のショウさんと開発担当3人にしかわからない苦労話です。よくまとまりつつ組めるものにできたなぁと思っています。

(ショウ)
塗装的に難しかったのは光の表現です。

まずは光の束ですが、強く光るイメージのところは白く不透明とし、弱く光るところは逆に黄色が濃くても透明に見えると思います。
透明に見える部分は普通にクリア系の塗料を使っていますが、不透明にして光っているように見える部分は、上方のみ白色を先に吹いて不透明にしてから、白系パールを吹いて光る表現にしてみました。なので全体の透明感を保ちながらも、光る雰囲気の出る仕様にできました。

次に雲ですが、光の影響を受ければ受けるほど色味が濃くなるので、上の雲の天面は本来の白色を保っています。五条が乗っている雲は逆に白色をほぼ見えなくしてあるんです。

台座にはパースが付いていますが、どのような効果がある(どのように楽しめる)のでしょうか?


ぜひ皆様、鳥になった気分で俯瞰しつつ、カメラワークで動線を意識してもらうと楽しいと思います。

台座の石畳のパース感がその気分にぴたりと合うと、おお!と思っていただけると思います。また逆に下からアオリで見ると五条本体が活きてきて、光が降り注ぎ神々しさが感じられますよ。

 

その他注目してほしいこだわりポイントがありましたらお願いいたします。


(服部)
台座だけ担当するという自分としては珍しいパターンですが、ゆえに面白い表現ができたかなと思っています。通常版とDX版迷うよーという方はぜひDX版を強くオススメいたしますよ。

(ショウ)
五条悟の塗装は何回か担当していますが、毎回改善しながら新しい挑戦をしています。今回は特別に楽しかったです。髪の毛の質感がさらにレベルアップしているし、人物全体の発色もきれいになっていると思います。光の表現や色で台座のパース感を強調しているところもぜひ見て欲しいです!

 


いかがだったでしょうか。
様々な挑戦がつまったフィギュア、是非みなさまもお手元で楽しんでいただきたいです!

X(旧Twitter)アカウント コトブキヤ宣伝(@kotobukiyas) にはフィギュアをぐるっと見ることができる動画も投稿しております。インタビューを読んだ上で見ると、ぐっと魅力的に見えるはず!

メーカー受注締切は【5月7日(火)まで】!

確実に手に入れたい方はご予約をお忘れなく!
5月7日(火)以降は上限に達し次第締め切りとなります。

▼「ARTFX J 五条 悟 懐玉・玉折 Ver. DX版」製品ページ


※DX版はコトブキヤショップ限定商品です。

▼製品PVも公開中!

さらに、「ARTFX J 夏油 傑 懐玉・玉折 Ver. DX版」もご予約受付中!
こちらも是非お見逃しなく!

「ARTFX J 夏油 傑 懐玉・玉折 Ver. DX版」製品ページはこちら


※DX版はコトブキヤショップ限定商品です。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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