リアルタイプを汚そう!(中編)
メガミマスターの皆様こんばんは!
最近商品プロデュースやら3Dモデリングやらで手原型仕事がご無沙汰気味。久々にエポキシパテを引っ張り出して来たら硬くなって使い物にならなかった鳥山です。
エポパテ賞味期限あるんですね。
さて、マニアック連載「リアルタイプを汚そう!」ですが、なかなか時間が取れず3部に分けることにしましたごめんなさい。
しかも今回“ウェザリングに全然関係ない”ことやるグダグダっぷりですがお付き合いの程。
前回はメカ(フィールドグリーン)をウェザリングしたところまででした。
本日は肌、髪の毛を仕上げていきましょう。
WISM・ソルジャー アサルト/スカウト リアルタイプ はコチラ
WISM・ソルジャー スナイプ/グラップル リアルタイプ はコチラ
付属デカールを貼って視線を変更したいので、肌にシャドウを入れる前に製品にあらかじめ施されているアイプリントを落とします。
ラッカーうすめ液を綿棒に染み込ませてゴシゴシ擦ると綺麗に剥がすことができます。
WISM・ソルジャー アサルトの肌部成型色はFAガールと同じカラーなので、先日発売された “ガイアノーツさんのシャドウフレッシュ”を使ってみようと思います。
シャドウと銘打ってありますが、非常に鮮やかで素晴らしい発色です。これはマジおススメ!
プラの成型色を残しながら、陰になるところ、エッジなどにシャドウフレッシュを吹いていきます。
前回同様、やや薄目に希釈し、エア圧低めでじわじわ吹いていくと失敗しにくいです。
立体感が強調されました。
胸とおへそとおしり辺りを塗るのは本当に楽しく永遠に続いてほしいひと時ですよね!! ふひひ。
髪の毛にも変化をつけましょう。
橙黄色をベースに、茶色、白を加えて、少し暗く調色。 肌と同じように吹いていきます。
頭のテッペンは中心を除いてサークル状に極ふんわりと白を吹いてハイライトとしました。
成型色には無い深みが徐々に付いていきます。
肌のシャドウが完了していますので、瞳デカールを貼ります。
貼り方は取説に書いてあるので省きますが、一発で決めようとせず、前髪をつけたり外したりして確認しながらじわじわ微調整しましょう。
フェイスパーツだけでは完璧と思っても、前髪をつけたらアレレ?となりがちですので面倒がらずに。 私はプラモで一番大事な工程は仮組だと思っています。
位置を決めたらマークソフター等でデカールを軟化させ、目の凹凸にぴったりと貼りつけましょう。 シルバリング対策にもなります。(シルバリング修正については次回詳しく書こうと思います)
ちょっと写真ではわかりにくいのですが、口の凹みにエナメルのピンクを面相筆で塗ります。 エナメルなので下地を剥がさず何度でも調整できますので心ゆくまで。
好みの話ではありますが、あまり赤すぎたりハッキリしすぎていると生肉喰った後みたいになるので、ほんのりピンクがよろしいかと思います。
デカール、口のピンクなどが整ったらトップコートしましょう。
肌、髪はつや消し仕上げにすると全体のまとまりが良くなります。次の工程で行うパステルの乗りにも違いが出ますよ。 今回は去年末発売後多くのモデラー達が絶賛している“GSIクレオスさんのプレミアムトップコート”を使ってみます。
コレ、ホントにおススメです!
(このブログ、良いものは全力で推していくスタイルで行きます)
トップコートが乾燥したらいよいよ肌の最終工程。
みんな大好きヌーベルカレーパステル14番の登場です。
この小さな1本でFAガールとメガミデバイスを何体作ることが出来るのでしょうか。使い切る前にお迎えが来るのは確実です。
詳しくは取説に書いてありますので省きます。
ほっぺたに乗せるというより、目の下(そして目じり寄り)に乗せる感じにすると、塗装見本のイメージに近づきます。
パステルは水を含ませた綿棒などで除去できますし、練りゴムでポンポンと軽く叩くようにして濃度調整もできます。
今回は肩にも少しパステル乗せました。
「取れちゃわないですか?」と質問されることが良くあるのですが、つや消し面へのパステルは案外定着するもので、取扱いはあまり神経質になりすぎなくて良いと思います。取れたらまたやれば良いくらいの気持ちで行きましょう。
チークの上にエナメル白でハイライト。
私は爪楊枝の先を更に尖らせてチョンとやっています。濃すぎると糸をひいてしまいますので、気持ち薄目が良いでしょう。
補足:眉毛が薄く感じたので、眉毛デカールの上に茶系エナメルで薄く描きこみました。前髪つけたら少ししか見えませんので結構ラフにやっちゃっても大丈夫です。
肌と髪が完了したので仮組です。 1に仮組、2に仮組、3~4が無くて(以下略
だいぶ「手を入れた感」が出てきました。もう愛着わきまくりです。ぺろぺろ。
ここで気づくのですが、武装のウェザリングが濃ゆいので肌のシャドウはもう少しキツ目に入れても良かったかなとも。 追加するかどうかは来週まで考えておきます。
おまけ工作です。
展示ベースのジョイント、G2パーツは首のボールジョイントと同じ大きさなので、ランナーを適当な長さに切って挿し込み・・・・
首の凹に挿し込むとヘルメットホルダーに早変わり。
3mmカスタム穴ならどこにでもヘルメットをぶら下げることができます。
G2とランナーは接着しなければいつでもバラせるので、展示ベースに再び使用することも可能です。
さて、「需要があるのかないのかわからんブログ」と書いたら多くのメガミマスターから励ましのメッセージをいただきまして、ありがたい限りです。
「作る、造る、創るを全力で応援します!」に偽りなく、普通であれば公式がやらないような「作って楽しむ記事」を隙あらば挿し込んで参りますので引き続きお付き合いいただけますと幸いです。
ではでは!
鳥山とりを(偉そうに書いてるけど顔や髪の毛の仕上げが超苦手なメガミP)