髪の毛を頑張っちゃったお話
メガミマスターの皆様こんにちは!
落ち着いたらダイエット再開するぞと心に決めたのになかなか落ち着かない鳥山です。チョコレート美味しいですもぐもぐ。
本日はちょっとマニアックな感じでお送りします。
現在絶賛ご予約受付中のSOLシリーズの髪の毛パーツについてぐぐいとクローズアップ!
開発中のテストショットを使用した画像ですので、まだまだ調整が入ります。
最終商品とは異なる場合がありますのでご了承ください。
(試作のため肩甲骨パーツは第1弾のものを使用しています。商品版ではディテールは入りません)
ホーネット&ロードランナーの髪の毛のランナーです。
素体モード(ノーヘル)、武装モード(ヘルメットオン)のパーツが含まれていますが、ざっとこのパーツ数です。プラモとしては多い方ではないかと。
PVCフィギュアのような柔らかい素材であればある程度複雑な髪の毛も少ないパーツで金型から抜けるのですが、硬いプラスチックではそうはいきません。
金型から外すとき少しでも引っ掛かりがあると抜けないのです。
業界用語では「アンダー」と言いまして、原型や設計データをチェックしながら
「ここアンダーだから直しといて。俺はスシ食いに行ってくっから」といった具合に使います。
で、そのアンダーの対処方はいくつかありまして、
①引っ掛かりが無くなるように凸凹を埋めたり浅くしたりする。
②金型にスライドを設けて抜け方向を増やす。
③引っ掛かりがある部分を別パーツに分割する。
①は再現性やディテールが甘くなる一方、パーツ数が少なく済みます。
②③はパーツが多くなったり組み上げた時に継ぎ目やパーティングラインが出る一方、再現性やディテールは確保できるようになります。(あと、金型がその分高価になる)
上の画像でランナーが凸状に曲がっているところは左右からスライドかけてます。(詳しく解説すると長くなるので今回は省きます)
今回は②と③の合わせ技を選択。黒星紅白さんの描く、ショートヘアながら複雑な形状のヘアスタイルの再現に努めました。
まずはホーネットさん。
素体モードに使う髪の毛は7パーツです。
それぞれを組み合わせて、最後にチャームポイントのお団子ON!
完成!
ボリュームたっぷりに持ち上げた後ろ髪のふくらみや、耳の後ろの横ハネも完璧に再現できています。うはは可愛い可愛い。ぺろぺろ。
そして、パーツ割り変態度ではホーネットの上を行くロードランナーさん登場。
素体モードで使う髪は8パーツ。
ホーネットは肉抜きの塞ぎパーツがあったのですが、こちらはそれが無しで1個多い構成。
にょろんとしたカールパーツが小さいくせに抜群の存在感を放ちますね。
ビシバシ組み立てて。
カタチになったのにまだ3パーツも余ってます。
それらを両脇に取り付けて・・・・
完成!
複雑に重なってウェーブする独特のヘアスタイルが再現されています。うはは。ぺろぺろ。
ヘアスタイルの再現性を重視したSOLズのご紹介でした。
バッカジャネーノ!? って言いながら皆さんに組んでいただけたら幸いです。
結構楽しいですよ。
お楽しみに!
ではでは!
鳥山とりを(メガミP)