企画の亀山P(YUKI)だ。

今日はジルコニアを使ったリビルド作例を紹介する。久々にヘキサギアを使った作例だ…ガバナーの力と言うやつを見せてやる。

とは言っても基本的には販促が目的だ。ユーザーが真似できないというのでは勿体ない。

そこでユニットの基本構成を丁寧に紹介しつつ、必要に応じてアレンジ可能なアイデアの提供ということにする。

リビルド作例「メギンギョルズユニット」

人格をデータ化して生き延びた、かつては人類と呼ばれ地球上を支配していた情報体「レッドデータ」。そのレッドデータたちが使用する人体拡張型ヒューマノイドインターフェース「メギンギョルズユニット」である。

基本系こそ人型を模してはいるが人体を拡張した4本腕のモデルが多数存在する。

たとえ腕を失っても予備として使えるという他にも攻防一体化など戦闘時に有利に働く機会は多い。

生身の部分は残っておらず肌のように見える顔もソフトスキンと呼ばれる人工物で構成されている。

地上の支配権は奪われ、自らの肉体はおろか種全体の生態を強制的に変化させられたレッドデータたちは「やつら」に対する復讐を誓う。

………作例を元に新たにリビルドした世界観を考えてみた。

偽りの世界を再構築せよ。というメガロマリアのキャッチコピーに則った内容である。

製作したキャラクターがどのような世界で活躍するのか妄想するだけで組み換えのモチベーションも高まるというものだ。

まずは作例の全体図を見てもらおう。

機体の大部分はヘキサギア「ブイトール」を使用している。メギンギョルズユニットという名称もここから着想を得たものだ。

ブイトールには忘我回廊(メギンギョルズシステム)という独自の操作系統がある。操縦者であるガバナーがヘキサギアの巨体とシンクロし人機一体になることでガバナー自体が巨人となって戦うことができるというものだ。今回のリビルド設定である人体拡張型ヒューマノイドインターフェースという内容も忘我回廊をアレンジしたものだ。

何故プロデューサーの妄想設定をわざわざ長文で書くのか?と疑問に思うユーザーもいるだろう。

それに対する回答はこうだ。

誰かの描いた世界観が魅力的だった場合、その世界観で一緒に遊ぶというスタイルがヘキサギアのファンの中には存在するからだ。つまり気に入ったら同じ世界観をベースにした作品などをどんどん作ってくれと言う意味である。

ヘキサギアに騎乗するのではなく融合するという選択肢。ヒトの外観を失っても人類というポジションを奪い返すために戦う兵士たちという妄想だ。

メギンギョルズユニット。このテーマでどれだけの作品が産み落とされるだろうか……

メガロマリアとヘキサギアのユーザーが無限邂逅する日を楽しみにするとしよう。

さて、そろそろ製作について語っていこう。

使用するキットは

ジルコニア(上半身のみ)

ブイトール(ほぼ全身)

メカサプライ07 エクスアーマーA(Bでも代用可)

・お好みのウェポンユニット数点

(今回はウェポンユニット48 ストライドライフル/ウェポンユニット49 ストライドSMG

まずはブイトールを組んだら画像の状態にする。頭部、胸部、腹部、腕部などのパーツを一部取り外した状態だ。

次はM.S.Gの出番だ。

メカサプライ07 エクスアーマーAやBにはフレームアーキテクト用アペンドフレームというパーツがある。これをエッチングノコやニッパーで一部カットする。

出来上がったパーツがこちらだ。

ジルコニアの方ジョイントとユニットを接続していくぞ。

ジルコニアなどの男性型メガロマリアのジョイントには一部5mm径が使用されていることを覚えておこう。そして3mmのランナーは切り取ることで資材として使うことが出来る。

左右分作ったら7割できたも同然だ。

こちらは先ほど作ったユニットを取り付けた状態だ。

完成形を先に見ておくことで理解も深まるだろう。

製作した肩のジョイントを取り付けていこう。

こんな感じだ。最初の工程でパーツを一部カットした理由は、この後の工程で脇腹を覆う装甲を取り付けるのだが僅かに干渉する為、約2mmパーツの厚みを減らしてやる必要があるのだ。もちろん代用品があればそれを使って構わない。

これで胴体側の仕込みは終わりだ。

続いて左右の腕を取り付けていく。

フレキシブルに可動する部分にパーツを取り付ける際は“接続するジョイント”を指などで押さえて固定した状態でやるといい。今回の場合だと腕部のボールジョイントが刺さる部分を持ってやらないと「てこの原理」でボディに差し込んだ3mm軸に負荷がかかり破損する可能性が出てくる。プラモデルに限らずアクションモデルにはこういった配慮があると遊んでいる最中に破損する確率が減るだろう。

頭部を良い位置に配置する為のジョイントを作るぞ。

余っているランナーの一部をカットしてL字のジョイントを作ったらブイトールのジョイント(武装懸架に使用しているもの)に差し込む。

先ほどのL字ジョイントにジルコニアの頭部を取り付ける。

次は頭部と胴体の接続だ。構造さえ把握できていれば間違えないので画像のようにジルコニアの頭部を外した状態で接続しても構わない。

画像の位置に頭部が来るようにできればOKだ。

これでブイトールとジルコニアが一体化したように見える。

取り外していた脇腹の装甲を取り付ける。

胸部装甲も取り付けよう。

最後にブイトールのマッチョな腕を背部に取り付けて完成だ。

全周を見ていこう。

如何だっただろうか?

このリビルドは一例であり射撃よりも格闘が得意なキャラクターにしたってOKだし

メフィストやギリードゥでも流用できるアイデアだ。

ベースキットのブイトールもバリエーション豊富だ。

それこそスクラップ&ビルドをコンセプトにしたヘキサギアならアイデアは無限に湧き出すだろう。それだけのスペックがあるということは私が誰よりも知っている。

ジルコニアのメーカー受注締切日は

2025年7月22日(火)

上記日程までのご注文に対しては確実にご用意できると思う。

ジルコニアそのままで楽しむ。リビルドの素材として楽しむ。

1/10ガバナーの素体として楽しむ。なんでもありだ。

破壊も創造もすべておまえが決めろ…ということで本日は幕を閉じようと思う。

また次回。

企画/作例:亀山P

© KOTOBUKIYA

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