かんたんヘキサギア「WORLD紹介⑤ EX EPISODE MISSION02[魔獣追討]Chapter:07~08」

[センチねるくん]
やあ、みんな! 緑のエプロンはコトブキヤの誇り! みんな大好き センチねるくんだよ!

[ポーンA1]
ちわっす! 「すべおま」Tシャツを華麗に着こなす男! ポーンA1っす!
25話の大長編エピソード、3回目! 今日はチャプター7~8を紹介していくっすよ!

[センチねるくん]
前回から渓谷の戦いが始まって、それぞれの作戦が動きだしたんだったね。
今日のチャプターは、各勢力に属する個人の思惑が複雑に絡み合う群像劇的な展開が魅力だよ!

[ポーンA1]
群像劇……
世の中って複雑ですよね……みんな別々のこと考えてて……

[センチねるくん]
……急にどうしたんだい?

[ポーンA1]
俺はちねるパイセンのこと、なかなかイケてる情報体だと思ってますけど……これを読んでるみんなは、きっと、パイセンに対して、帰宅ラッシュの疲れたサラリーマンの背中を見たときと同じような印象を抱いているんだろうなあって。

[センチねるくん]
……それは、どっちも君の感想なんじゃない?

[ポーンA1]
はっ……! 確かに!! 世の中どころか、自分の心の中でさえ複雑……!
ちねるパイセン、強く生きてほしいっす!!

[センチねるくん]
僕、そんなに疲れてないんだけどなあ……

かんたんヘキサギア「WORLD紹介」とは

ヘキサギアオフィシャルサイト内に掲載されている「WORLD」全31エピソードの内容をざっくりと、簡単に、短く、まとめた解説ブログシリーズです。ナビゲーターは「かんたんヘキサギア」の動画でお馴染みのセンチねるくんとポーンA1くん。『ヘキサギア』を始めたばかりのあなたも、忙しくて、なかなかじっくりと文章を読む時間が取れないという君も、このブログでヘキサギアの世界に浸ろう!

■ 取り扱うエピソード(全31話)
  • EPISODE:000~002(全3話)
  • EX EPISODE MISSION01[砂漠の暴君](全3話)
  • EX EPISODE MISSION02[魔獣追討](全25話)

目次

  1. EX EPISODE MISSION02 [魔獣追討] Chapter: 07 情報体
  2. EX EPISODE MISSION02 [魔獣追討] Chapter: 08 ヘテロドックスの協力者
  3. まとめ

EX EPISODE MISSION02 [魔獣追討] Chapter: 07 情報体

要約

ジョゼフ、フレデリク、ランド、ショウ、そしてVFの二人の女性兵士——立場の異なる6人の思惑が交錯。LAのショウと傭兵のランドは、VFの兵士によって捕らえられる。

[アナデンの自警団:ジョゼフ・グラント(フォクロサイド
鉱山都市アナデンの自警団に属するジョセフ・グラントは、この度の戦闘で〈MSG〉へと渡って情報体となることを目指す。
「聞こえるか? 私がアナデン自警団の連絡役だ。そちらの指揮官と話がしたい」——
ジョセフ〈MSG〉の指揮官との通信を試みる。

***

[ヘテロドックス:フレデリク(イワヅツ)]
ヘテロドックスの傭兵、フレデリクは渓谷の上空を飛行する友軍機「多目的輸送機ガルガンチュア」を見上げていた。
「やつらは6時間前に進発したって情報が入ってるわ~。行く先は第4ゲートブリッジで間違いなし!」
勇ましい体躯をくねらせながら述べる彼の隣では、愛機「イワヅツ」が、敵の一部が分離して別ルートに入ったという情報に警戒を示す。

***

[傭兵:ランド(ゲイザーアイ)]
偵察に出ていたフリーランスの傭兵、ランドは、愛機「ゲイザーアイ」の眼を通して、周囲に展開する複数のヘキサギアの機影を捉えていた。
彼は、このまま偵察を続けるより〈リバティー・アライアンス〉に情報を売ることを選ぶ。KARMAの通信ネットワークを開くと、一番近いところにいるKARMAを検索し、メッセージを送信した。

***

[LA:ショウ(ストームエリミネーターV2)]
低空飛行で戦闘中の〈リバティー・アライアンス〉のガバナー、ショウランドからのメッセージを受け取る。
そこには「敵の情報を売りたいから、EST(エマージェンシーサポートチーム)の契約に同意しろ」という内容が書かれていた。
彼は背後にぴったりと占位して追ってくる二人の女性ガバナーと、そのヘキサギア、アビスクローラーの改造機とハイドストームから気を逸らすことなく、そのメッセージを本部へと転送する。

***

[VF:2人の女性兵士たち(ミミック・シュトローム/ハイドストーム)]
ライトアーマータイプを身に纏う2人組の女性兵士のヘキサギア、アビスクローラーの改造機とハイドストームが、森の中を這い、跳ねるように移動する。
ふたりは「オールイン・ジ・アース」のパーツを積んだ車両がどれなのかの情報を得る為、二手に分かれ、ショウの確保を狙う。

***

[LA:ショウ(ストームエリミネーターV2)]
アビスクローラーの偽装を捨てた「ミミック・シュトローム」がショウを追い込む。
本隊から離れ、孤立状態にある彼は、先ほどメッセージを送ってきた「ゲイザーアイ」のガバナー、ランドに援護を要請する。
ランドは高額な報酬を条件に、これを承諾。ショウは位置を伏せたままの「ゲイザーアイ」の牽制攻撃と、愛機「ストームエリミネーターV2」の分離攻撃によって、「ミミック・シュトローム」を撤退に追い込むことに成功した。
だが、まだハイドストームがどこかに潜んでいるはず。このまま戦うのは危険だ——ショウは分離した機体の結合を試みるが、果たせなかった。
分離した愛機の一部にハイドストームのVICブレードが突き刺さり、すでに制御を奪われていたからだ。
ショウは、隠れているはずの「ゲイザーアイ」に呼びかけるが、彼からは応答はない。通信は、ただノイズを吐き出すだけだった。

***

[傭兵:ランド(ゲイザーアイ)]
ランド
の乗る「ゲイザーアイ」は、ショウを援護した後、すぐに引き揚げるつもりで戦場に入ったものの、フレデリクの乗る「イワヅツ」の榴弾砲によって足止めを受けていた。
さらにそこに、ジョゼフの「フォクサロイド」が襲来。
ゲイザーアイ」は煙幕を展張して応戦し、ジョゼフをその機上から振り落とす。そのまま離脱しようと方角を見定めた、その時、煙幕の中で何かが炸裂。
ランドは爆風に巻き込まれ、機体と共に吹き飛ばされた。

***

[傭兵:ランド(ゲイザーアイ)]
爆発の直撃を受けた「ゲイザーアイ」は、フレームに深刻な損傷を受け、横倒しになっていた。愛機が咄嗟に庇ってくれたとはいえ、操縦席のランドもまた、全身が動かせないほどの重傷を負う。

目の前では、ショウハイドストームと直接接続したライトアーマータイプ、パラポーン・ミラーに捕らえられ、尋問を受けていた。
オールイン・ジ・アースはどこだ」——低い声で、そう問いかけるミラーに、ショウはすでにKARMAを自閉させ、情報を引き出せないことを告げる。
ミラーは代わりにランドから情報を得ようと試みるが、傭兵でしかない彼は、当然答えられない。彼女はショウランドの二人を無理やり「情報体」に変換し、情報を得る為、ジョゼフに協力を依頼する。

ジョゼフは「MSG」に渡り、自身も情報体になることを望んでいたが、情報体への転換を強制しようとする彼女の姿に強い危機感を覚え、これを拒否。
ハイドストームから流し込まれた悪性プログラムによって乗っ取られた愛機「フォクサロイド」の攻撃を受け、森の中へと消えていった。


要点まとめ

  1. 休息中の本隊の護衛の為、哨戒任務に当たっていたLAのショウが、潜伏していたVFの女性ガバナー2名の襲撃を受ける。
  2. ショウはフリーの傭兵ランドの支援を受け、これに対抗。VFのガバナーの一人を退けることに成功する。
  3. しかしランドは、VFのガバナーフレデリクと、MSGへの転換を希望するアナデンの自警団員ジョゼフの攻撃を受け、深刻なダメージを追う。
  4. ランドが痛みに目を開いた時、目の前でショウは捕らえられ、「オールイン・ジ・アース」の情報を開示するよう、VFの女性兵士の1人パラポーン・ミラーから尋問を受けていた。
  5. 口を割らないショウとランドに対し、ミラーは、二人を無理やり情報体に転換し、情報を引き出すことを示唆、ジョゼフに協力を求める。
  6. ジョゼフは情報体への転換を強制するミラーに反発。これを拒否すると、傷ついた愛機を奪われ、森の暗闇に弾き飛ばされて消えていった。


用語集

【人物】
  • ジョセフ
    アナデンの自警団の一人。脳髄などわずかな器官以外は、すべて機械化された身体を持つ。
    独自のAIを搭載したヘキサギア「フォクサロイド」を操る。

  • フレデリク
    ヘテロドックスの傭兵。この戦闘ではVF側の戦力として参戦している。愛機は「イワヅツ」。

  • ランド
    フリーランスの傭兵。索敵観測型ヘキサギア「ゲイザーアイ」を操る。

  • ショウ
    〈アースクライン・バイオメカニクス〉専属のガバナーで、護衛部隊の新人。愛機は、「ストームエリミネーターV2」。

  • ミラー
    ヴァリアントフォースの女性兵士の一人。「ハイドストーム」を駆り、「オールイン・ジ・アース」の情報を集める為、ショウを狙う。

【ヘキサギア】

 

EX EPISODE MISSION02 [魔獣追討] Chapter: 08 ヘテロドックスの協力者

要約

消息を絶ったショウを追うフリットは、アナデンの自警団の一人、ジョセフを救助。その行動が、自警団とリバティー・アライアンスの関係を大きく変化させる。

[LA:フリット(アルバ)]
フリットリンクスと共に、消息を絶ったショウを捜して夜の渓谷を進んでいた。途中、ショウの信号が途絶えた地点で、崖から落下したと思われるヒト型を発見。「アルバ」から降りてその状態を確認する。
リンクス
崖上で、戦闘の痕跡とショウの機体「ストームエリミネーターV2の残骸を発見。しかし、そこにショウ本人の姿はなかった。

フリットは倒れていた人物がまだ生きていることに気がつき、救助を主張。一方、リンクスは任務の優先順位と周辺エリアの危険性を強調し、反対の意思を示す。
それでもフリットは、「俺はこの目に映る物を護る為に、兵士になったんだ」と告げ、出撃前に聞いた「レイブレード・グライフ」の話を打ち明ける。
——マーフィーが規格外兵装「レイブレード」を使用しようとしていること、そして、自分がその乗り手として指名されていること。
リンクスフリットの決意を受け止め、殴ったうえで「好きにしろ」と言い残し、任務へと戻っていく。フリットは脱走兵となるのも承知の上で、男の救援活動を開始する。

フリットに抱えられたジョゼフは、「リバティー・アライアンスの中にも、捨てたものじゃない人間もいるのかもしれないな」と、思い始めていた。

***

[LA:フリット(アルバ)]
フリットジョゼフを引き渡す為、アナデンの自警団に指定された外縁監視所を訪れていた。
引き渡しを終えた後、フリットは自警団員との会合の場で、〈MSG〉と傭兵契約をしたヘテロドックスの展開と、ハイドストームの出現について説明するが、返ってきた反応は鈍かった。
そこへアナデンの幹部を名乗る人物が現れる。彼は、ジョゼフの救助に対する感謝と、彼が医療機関に運ばれる直前に口にしたという情報を伝える。
——ショウとみられるガバナーは、ヘテロドックスの傭兵と共に、生きたままどこかに連れ去られたようだ、と。
さらに、幹部の男は自警団員たちに向けて告げる。
「同志の命を救ってくれた彼に恩を返す。人としてそれが最大限の礼儀だ」

自警団はフリットへの協力を決定。詳細な地形図を提示し、ショウの機体が発見された地点周辺の捜索を開始する。
フリットは、予想外の協力姿勢に戸惑いながらも、ショウ救出の可能性が現実味を帯びてきたことに希望を感じていた。


要点まとめ

  1. 消息を絶ったショウを探すフリットとリンクスは、負傷したアナデンの自警団の男、ジョセフと、ショウの機体の残骸を発見。
  2. ジョセフの救助を主張するフリットに対し、リンクスは「好きにしろ」と言い残し、本隊と合流する為、その場を去る。
  3. フリットはジョセフを救助、アナデンの自警団に引き渡す。
  4. フリットの行動に対し、アナデンの自警団は「恩を返す」ことを決め、ショウ救出に協力の姿勢を示す。


用語集

【人物】
  • フリット
    〈アースクライン・バイオメカニクス〉専属のガバナー。愛機は白いロードインパルス「アルバ」。

  • リンクス
    〈リバティー・アライアンス〉のガバナー。フリットの仲間。愛機は「エクスソード・インパルス」。

 EX EPISODE MISSION02[魔獣追討]Chapter:07~08 まとめ

[ポーンA1]
今回のチャプターでは、護衛部隊のショウと傭兵のランドが〈ヴァリアント・フォース〉のガバナーに捕らえられちゃいましたね。
フリットが救出に向かったけれど、彼は二人を助け出すことが出来るのか……!?

[センチねるくん]
フリットの行動が、本来どちらの味方でもないアナデンの自警団員たちの心を動かした。
彼が考えている通り、ショウ救出の希望が見えて来ているよ。

[ポーンA1]
はあ~、やっぱり人助けって大切……。
俺も倒れている人を助けたら、巡り巡ってお金持ちになれたり、女の子にモテモテになれたりしないかなあ……。

[センチねるくん]
欲深い人間は駄目だろうね。

[ポーンA1]
でも、善意の裏側にある気持ちまで追及するのは野暮ってものっすよ。
善意は善意として受けとるのが、大人の対応だと俺は思います。

[センチねるくん]
……そうやって、僕を嵌める悪意の裏には何があるのかな?

[ポーンA1]
ちねるパイセンへの愛っす!!

[センチねるくん]
それなら……よし!!

リンク集

■かんたんヘキサギア「WORLD紹介」

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