【詳細紹介】ゼニス・リヴェール公式作例!

皆様、こんにちは。
企画担当のカンノです。

現在好評発売中の『ヘキサギア』大型アイテム「ゼニス・リヴェール」!

早いもので、今年4月の発売からすでに2ヶ月――

こ~んなスタイリッシュな飛行形態や――

さらには、こ~んなユニークなカスタムも楽しめる、実に奥深い魅惑のアイテムとなっております。

今回のブログでは「ゼニス・リヴェール」の魅力をさらに味わい尽くしていただくために、商品の組立説明書に掲載されたオフィシャル作例を、製作者の本人の解説によりご紹介したいと思います。

※以後、作例製作者本人のコトブキヤ原型チーム桑村祐一氏による解説にてお送りいたします。

 

作例詳細解説

原型チームの桑村です。

「ゼニス・リヴェール」組立説明書の最後のページに掲載されている組み換え作例の解説になります。

組立説明書に掲載された状態から若干変更を加えた部分がありますが、その点はご容赦ください。

最初に決めたコンセプトは「ゼニス・リヴェール」と「レイブレード・インパルス【RELOADEAD】」を組み合わせた何か、せっかくなので大きいもの(キメラアダプト)・第三世代ヘキサギアであること。

鷲獅子型はクラウドレスがいるのでそれ以外 → 四肢と翼(翼腕)を備えた地を征く陸戦型ヘキサギアに。火器の装備より体躯を重視。

組み換えていくと早々に色々足りなくなって、ア枠二枚 + 加工有りに路線変更。ア枠は最近の新商品では見かけなくなってきましたが、シリーズ初期の一部アイテムは現在でも定期的に再生産されています。

最近のラインナップだと「アビスクローラー ナイトストーカーズ仕様」辺り。また、ヘキサギアのごく基本的なジョイント形状ばかりなので、似たものが他から見つかることも多いです。

あとは先日発売されたばかりの「オルタナティブ オーブ」が参戦。
なぜか最初からそこにいたかのようなフィット感で組み込むことが出来てしまいました。

 

頭部

ゼニス・リヴェールの頭部をそのまま使用。

首との接続を六角にするために部品を交換。加工接着しています。

 

頸部

・第一節:「レイブレード・インパルス【Reloadead】」の首を前後逆にしています。ア枠の部品を介して第二節のボールジョイントに接続。

・第二〜三節:ゼニス・リヴェールの首をそのまま使用。

ちなみに「レイブレード・インパルス【Reloadead】」のジョイント(G⑨ + G⑪)の六角⇒丸軸になっているものは現在設計進行中の新規アイテム から幾つか採れる予定です。

 

火器類

「レイブレード・インパルス【Reloadead】」の機関砲と自動擲弾発射機を、「ゼニス・リヴェール」のアームを介して組み付けています。

φ5mmボールジョイントの仕様は「ゼニス・リヴェール」のプラズマキャノンも同じなので、取り付けはどちらでも可能です。

 

胸~腹

「レイブレード・インパルス【Reloadead】」を加工。

・翼腕を組み付けるために六角穴を切削加工。強度が不安だったのでちょっと手間を掛けましたが、接着前提でいいなら六角軸を切り落とした方が圧倒的に楽で綺麗で早いです。

・オーブは腕足を外して、色々介して組み付け。

・腹: 「レイブレード・インパルス【Reloadead】」を使用。首が長くなった分、胴も長くしてバランスを取ります。

 

操縦席

・「レイブレード・インパルス【Reloadead】」のタンデムシートを使用。現用バイクの二人乗りだと前後のライダーはもっと密着しますが、ガバナー及びギミックの確実性を優先するとこうなる仕様。
前席用のペダルは「ゼニス・リヴェール」/「レイブレード・インパルス【Reloadead】」で共通形状となっているので、万が一紛失しても予備になります。

・後席用のステップが無いのが気になったので追加。組立説明書の撮影時点から変更になっている箇所のひとつです。
当初は前席と同じペダルを付けてみたものの二人乗り自転車みたいな見た目になったので更に変更していまの形状になりました。(常に進化し続けるのがヘキサギア。ということにしておいてください)

 

腰〜尾

・腰: 腹側との連結部品を加工して作成し、エアモービル部フレーム本体胸郭を腰骨として使った関係で空洞が目立つのでそれっぽい部品で埋めています。ここも組立説明書時点から変わっている部分です。

終末世界探索行をする乗り物のイメージでここに荷台を作成する構想もあったんですが使用キットが増える一方(「スラットプレート」とか「アーミーコンテナ」とか)なのと、フォルムが取っ散らかりそうなのでやめました。

 

翼腕

とにかく大きくすること、そのために「ゼニス・リヴェール」の翼と脚を豪勢に組み合わせて使用。これで後肢にゼニス・リヴェールの部品を充てられなくなり、今の体形が確定しました。

基本的に無加工の組み換えのみです。翼爪の組み付け(φ8mm軸/六角穴の変換)は他でも転用できそうです。

この機体に飛行能力は一切ありません。代わりに、四肢 + 翼腕/ゾアテックス&人工筋肉で200mくらいの助走付き大跳躍をするイメージです。

 

前脚・後脚・尾羽

・脚:「基本的にレイブレード・インパルス【Reloadead】」そのままで、一部のパーツを外したくらいです。後脚のフクラハギの辺りの人工筋肉の造形を見えるようにしたかったとか、前半身への視線誘導を重視したとか。

・尾羽:クリアーパーツを外したのみです。

 

総括

今回は発売タイミングということもあって2キット+αで留め、代わりに加工での対処をしました。

キットブロックとしてはどうなんだとも思うものの、使用キットを『M.S.G』など他シリーズにまで際限なく広げればお金がいくらあっても足りなくなり(探したり考えたりする時間はもっと足りない)、一方で二万円近くするキットを加工する心理的ハードルが低い筈もなく……。

自分にとって都合よく折り合いつくのがこの辺で、『フレームアームズ』で遊んでいた頃から変わらないスタンスでもあります。遊び方のスタイルの一つとして見て頂ければ幸いです。

(なお、今回は使っていい「ゼニス・リヴェール」のテストショットが一個分しかなくて、お金での解決もできませんでした)

一方、未使用パーツがかなり残っています。全部盛ると散らかりそうなので見送りましたが、使い途を見つけられなかった口惜しさは残りますね。

というところで、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

この後、部分塗装で仕上げるところまではやろうと思うのですが、完成の期日は未定となっております。そのうちまたインサイダー投稿者をやるかもしれません。

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いかがだったでしょうか。

さまざまな組み替えや改造で、楽しみ方無限大の『ヘキサギア』。

今回のブログをご覧になって、あらてめて『ヘキサギア』フリービルドの楽しさ・奥深さを感じていただければ幸いです!

 

製品ページはこちらです。
■「ゼニス・リヴェール

 

それではまた!

原型チーム 桑村祐一
企画チーム カンノ

© KOTOBUKIYA

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