コトブキヤ初のオリジナルロボットプラモデルシリーズ「フレームアームズ」
2009年に第一弾として「フレームアーキテクト TYPE-001」「SA-16 スティレット」「三二式一型 轟雷」の3商品が発売されてから約15年。
この度そのフレームアームズの要素・魅力を受け継ぐ、新たなオリジナルロボットプラモデルシリーズをスタートいたします。
その名は
本シリーズの特徴①フレームアームズとの相違点
フレームアームズとの大きな相違点として、その根幹のひとつであった共通フレームに外装を取り付けるという構造を廃し、頭部・胴体・腕部・脚部などのそれぞれの部位を1つのユニットとし、これを組み合わせて1体のロボットにするシンプルな構造へ回帰することが挙げられます。
各ユニットを成立させる必要最小限のパーツ点数で構成することで組み立ての煩わしさを低減させるとともに、近年のフレームアームズをはじめとする弊社商品と比してもお求めやすい価格にてご提供いたします。
さらにフレームの内蔵という空間的制約が無くなることで可能になる、より多様なフォルムや可動性を追求した商品を展開していく所存です。
本画像は第一弾「レイルヴァース V.F.A.」の設計データを元にしたCG。製品版では一部変更が入る予定ではありますがおおよそこのようなパーツ構成になります。
フレームアームズ最初期アイテムのスティレットが付属武器・手首各種を含めて約180パーツ(フレームアーキテクトも分解した場合)でしたが、本商品では現状110パーツ未満の予定となります。
また各パーツ・各ランナーともPS製、関節部分などはHIPS製となる予定です。
「フレームアーキテクトが必ず内蔵されている」という要素を無くした時、それはもう「フレームアームズ」ではないのではないか。
そこで本商品はサイズ感や人型ロボットプラモデルシリーズというフレームアームズからの類似性・継承・派生感を踏まえ、より関連性を強く感じるであろう「フォルムアームズ」と題した次第です。
これをもちまして本日より、本ブログは「フレームアームズ公式ブログ」から「フレームアームズ・フォルムアームズ公式ブログ」と改題。
10月発売予定の「バーゼラルド・ゼルフィカール フルオプションセット」など、今後も商品の予定があるフレームアームズと併せて商品紹介等を行ってまいります。
本シリーズの特徴②M.S.Gや他のオリジナルプラモデルとの連動性
第一弾「レイルヴァース V.F.A.」の設計データを出力した原型。
本シリーズでは付属するハンドパーツは武器持ち手のみで、専用の武器パーツも無しとしています。
ロボット単体のみでの発売という、従来ではアーキテクトやM.S.Gコンバートボディぐらいでしかなかった商品形態をシリーズ標準として行なう実験的な企画となっています。
もちろんハンドパーツは3ミリ軸で前腕と接続しているため、M.S.Gモデリングサポートグッズの表情豊かなハンドユニット各種との交換が可能です。
なお付属する武器持ち手のデザインはノーマルハンド2020(FAハンド、FAハンド2も同様)やノーマルハンド・ネオと同じ手甲になっています。
武器パーツもウェポンユニットをはじめとする多彩なM.S.Gや、フレームアームズ、ヘキサギアなどの既存のコトブキヤオリジナルプラモデルシリーズのものが付属武器持ち手にフィットします。
それらを装備することを前提とし、専用の武器パーツを無しとしました。
かねてより弊社商品を追っていただいている皆様の中にはお手持ちのうちに余らせた武器パーツなどもあるのではないでしょうか。
もちろんそうでない方も、現在も各模型取扱店舗様にて販売されている多種多様な武器パーツから一人ひとり最も好みなものを選んで装備させていただければと思います。
またフレームアームズをはじめとするコトブキヤオリジナルプラモデルシリーズ各種と同様に、各部には3ミリ接続規格を多数採用しております。
さらに腕部・脚部はフォルムアームズのシリーズ内だけでなく、それぞれ胴体側から3ミリ軸が出た状態に組み立てることでフレームアーキテクトを内蔵したフレームアームズ各機体のものとそのまま交換が可能です。
中には1パーツ毎にバラバラにして組み換えるのが当たり前のようになってしまったヘビーユーザーの方も多くいらっしゃるかと思いますが、そうでない方もまずは是非このように手軽なところから組み換えの醍醐味の片鱗を味わっていただければと思います。
好きな武器を選んで持たせるだけでも十分に自分のための機体、俺ームアームズ改めFOR ME ARMS(文法的にはおかしいですが)と言えるでしょう。
本シリーズの特徴③コトブキヤ初タッグでシリーズスタート
フォルムアームズ最初のラインナップは「コトブキヤ コンテンツグランプリ2016 -KOTOGP-」金賞など各種コンテストで受賞歴があり、現在はオリジナルデザインのメカや武器パーツの3Dプリンター出力商品を個人で手掛けているsera氏(@toshimichimsn04)の原型・デザイン。
プラモデルの原型モデリング、デザインは初となるsera氏でしたが、弊社企画・開発とじっくり打ち合わせを行いながら作業いただきました。
ゆくゆくはインタビューやコンテスト実施の際の審査などもお願いできればと思います。
(つまりseraさんは本シリーズのコンテストには参加不可ですw)
もちろん、今後sera氏だけでなく様々なモデラーや、フレームアームズに引き続き著名メカデザイナーによる新規メカデザインの商品を展開出来ればと考えております。
フォルムアームズ第一弾「レイルヴァース V.F.A.」
※画像は設計データを元にしたCGです。
レイルヴァース V.F.A.
予価:3,850円(税込)
コトブキヤショップ限定、2024年7月下旬予約開始予定。
本シリーズのコンセプト・フォーマットを設定していた頃と時を同じくして、ワンダーフェスティバル2023sにて販売されたsera式工房オリジナルメカ「レイルヴァース」
これを元に専用関節の新造をはじめインジェクションキットとするために各部をブラッシュアップ。
「Version FORME ARMS」としてレジンキットからはレイルヴァースの魅力はそのままに、設計変更だけでなくデザインも一部変更しており、アクション性や拡張性をさらに高めつつもより気軽に手に取って組み立てやすいプラモデルとして新生します。
分かりやすい相違点として、先にご紹介した画像のとおりレジンキット版よりも3mm穴ハードポイントが増えているところが挙げられますが、こちらはsera氏自らデザイン変更を行っていただきました。
今後もテストショットが届くなど新情報があり次第、本ブログでもご紹介を続けてまいりますので、ご予約開始まで2ヶ月少々(具体的にはワンフェスより前!)お待ちいただけますと幸いです。
フォルムアームズ第二弾「翔龍機 グランドライザー」
※画像は設計データを元にしたCGです。
翔龍機 グランドライザー
予価:3,850円(税込)
コトブキヤショップ限定、2024年秋頃予約開始予定。
同じくsera氏による、レイルヴァースとは逆にマッシブなフォルムのロボットです。
頭部デザインの特徴である兜の錣(しころ:SHIKORO)、そのアナグラムからSHOROKI→ショーローキ→翔龍機と命名し、sera氏からグランドライザーという続く名前を提案いただき、炎星機ブレイズレイカーや、「FABCエキシビジョン 公式スポンサード機体」として選ばれた「嵐星機 ウインドライズ」に連なるネーミングとなりました。
本機は先行するレジンキット版がない完全新発表モデル、さらにレイルヴァースからレイルヴァース V.F.A.へのブラッシュアップを経て得られたノウハウをもとにモデリングがなされた、つまりは最初からフォルムアームズとしてモデリングデザインされた機体となります。
こちらもレイルヴァースV.F.A.に続いて、全日本模型ホビーショーよりも前にご予約開始の予定です。合わせて続報をお待ちいただけますと幸いです。
また気の早い話と思われるかも知れませんが、それぞれ一部デザインを変更した、よりミキシングの幅が拡がるバリエーションモデルも登場予定です。
ただし色違いの元商品が作れる構成ではないものとする予定でおります。(その代わり元商品と同価格になるよう調整中です)
今後の展開や新情報などは本ブログやXの「フレームアームズ・フォルムアームズ公式」アカウント(@faman_type001)などで発信してまいりますので、引き続きご確認いただけますと幸いです。