庭園日誌
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源内あお”かんたん”フィニッシュ作例

亀山Pです。本日より創彩少女庭園×フレームアームズ・ガールのコラボキャラクター「源内 あお【若葉女子高校・冬服】」が発売となります。

入荷タイミングは店舗様によって異なりますのでご注意下さい。

 

今回の庭園日誌はあおちゃんの「成型色を生かしたかんたんフィニッシュ」をご紹介します。

 

成型色に16色使用し、さらに塗装済みパーツで組み立てただけでもイメージに近い仕上がりになるとはいえ、設定の色をすべて再現できているわけではありません。

という訳で今回は最低限の塗装で設定どおりに仕上げていくのが目的となります。

 

気になるのは制服の「黒いライン」と「袖の金ボタン」です。

まずは塗装する前にマスキングテープを貼りやすいように細切りするところから始めます。

マスキングテープを細切りにするのは過去のブログ記事でもご紹介しました。

 

以前はデザインナイフの刃を複数枚貼り付けてオリジナルの工具を制作しましたが、便利な工具が発売されていたので今回はこちらを使いました。

プラモ向上委員会から発売されている「マステスライサーV

※普段から使用している私物です。ブログで紹介したいとお願いしたら快くOKいただけました!

 

デザインナイフの刃を複数枚使用するのは同じですが、刃同士の幅なども安定するし握りやすいので疲れないし時間短縮になりました。

 

スライダーをガイドにしながら細切りマスキングテープを量産していきます。

 

マステの貼り付けやデカール貼り付けに欠かせないピンセット。

 

マステのカットが終わったら先端の細いピンセットで剥がして貼り付けていきます。

 

細いマステは曲面に沿って貼りやすいので塗り分けを行う境目に貼り付けます。

 

マステを交差させて塗分け箇所を埋めていきます。

ある程度細かい部分を覆ったら大きめのマステで隙間なく埋めます。

 

エアブラシで黒いライン部分を塗装しました。

使用した色はヘキサギアカラーの「ヘキサブラック」です。

この色は少し青味があり純粋なブラックよりもやや明度があるので、アニメっぽい配色のあおちゃんには良い感じに見えるのではないかと思い使ってみました。

 

こちらは前側です。

細かい作業を必要とする部分と時間短縮できるところを見極めて作業を進めていきます。

 

制服の中央にある薄紫の部分です。

 

袖の部分です。左右分あります。

 

制服のポケットです。左右分あります。

 

塗装したパーツを立てておくためのスタイロフォームです。

このスタイロフォームは暦役の「大和田仁美さん」エマ役の「長江里加さん」と一緒にジオラマ制作した時の残りです。私はいつもこれを使っています。

→ジオラマ制作番組はこちら

 

パーツに取り付ける持ち手は先端が2種類あります。

普通に「挟むタイプ」や「外側に開くタイプ」を使い分けています。

外側に開くタイプは掴む部分がなくて穴が開いているパーツなどに便利ですね。

 

少しずつマステを剥がしていきます。楽しい作業です。

 

拡大して見ると少しはみ出した部分もありますね。

 

はみ出した部分はナイフで削ってしまいます。

 

背中側には若葉女子高校の校章デカールを貼り付けます。

デカールを貼ってからマスキングするとマステを剥がした時に一緒に剝がれてしまう可能性が高いので要注意。

塗装する順番にも意味があるのです。

 

お腹のパーツ。べろーん。

 

残りのパーツもマステを剥がし終わりました。

 

仮組してみました。この後袖の金ボタンを筆塗りしました。

 

スクールバッグのウドラはエナメル塗料のグレー系で薄くスミ入れし、足のイエローと目のレッドで遠目からでも何となくウドラ感がでるように頑張ってみた。

 

スクールバッグにも校章デカールを貼っています。

塗装箇所の保護と全体のツヤを整えたいのでつや消しを吹きました。

ジッパー部分が色分けされているのは成型色生かしだとかなり効果ありましたね。

 

【完成写真】

全身を組み上げてみました。

ゲート跡などはありますがコトブキニッパーで切り取り、デザインナイフも使ったのでかなり綺麗に仕上がったのではないかと。

 

スカートの塗装済みパーツを塗りなおすというのは、やってやれないことは無いと思うのですがかなりの気力や時間を要するので、こんな感じのかんたんフィニッシュで制作してみましたがいかがでしょうか?

一部塗装済みのプラモということで“組み立て式のアクションフィギュア”のように感じる人もいるかもしれません。

物足りない!という塗装上級者の方はスカートのチェック柄をブルー系にしてみたりアレンジするのも楽しそうですね。

 

一方で「プラモデルは作るし好きだけど、エアブラシは持ってないし塗装する時間もない」というユーザーも多いですよね。

創彩少女庭園シリーズは買った日の夜に組み立ててすぐに遊べるということを大事にしているので組み立てただけの状態でも魅力的になるように “一部塗装済み”という仕様にしております。

 

私のような週末にプラモを作る人間にはありがたい仕様だと考えており、共感してもらえるユーザーは多いんじゃないかな。

 

制作時間は組み立てるだけなら一時間くらいだったと記憶しています。

組み立てよりもその後の塗装工程の方に少し時間をかけましたが、一工夫することで満足度が格段に上がりました。

 

エアブラシ持ってないよ~という方はプラモデル用のマーカーで塗るだけでも良いかもしれません。

素材によって塗料の相性がありますのでご注意を。

パーツの嵌め合いによってテンションのかかっている部分は溶剤が浸透すると亀裂が入ってしまうことがあります。

関節など可動部は特に気を付ける必要があります。

SNSなどで見かけた怖い例ではパーツがバラバラに砕けてしまったという人もいます。

ランナーごとに素材が異なりますので説明書を見てくださいね。

ちなみに”ABS”への塗装の仕方についてはこちらをご覧ください。

今回の作例では広い面を塗るようなことはしない予定でしたので、下地の処理なども行わずにラッカー系塗料をエアブラシ塗装しましたが、ダメージなどは見当たりません。

ちょっと頑張ってみようかな?と思った方はぜひお試しください。

 

多くのファンが待ち望んでいた「あおちゃん」の発売日なので気合が入ってしまい、久しぶりのハウトゥー系記事となりました。

来年中には武希子も発売する予定なので今の内からあおちゃんで遊びつくしてもらえると嬉しいです。

あおちゃんはたくさん生産したのでプラモデル売り場に並んでいると思います。

見かけたらぜひ手に取って「お稲荷さんはおいしー♪」を思い出してください。

※アニメ放送時にプラモデル売り場で流れていたフレームアームズ・ガールのPVで良く聞こえてきたセリフ。

 

設定カラーを再現するための最低限の塗装で作ったかんたんフィニッシュ作例、製品版の表情パーツを見せるために色々ポージングしてみましたのでご覧ください。

太ももはまどかや暦よりもややボリューム感がありますね。

 

座り姿用のスカートも塗装済みです。

太ももにロール軸があるので色々遊べます。

 

何かから逃げているようなイメージ。

色んな角度から見せるために謎シチュエーションになってしまった。

 

風に飛ばされるシーン。

 

デコマスでは塗装が剥げるのを恐れてできなかった組み合わせ。

座り用スカートを通常の脚と組み合わせてみました。

 

色々な組み換え画像を見せてきましたが最後は製品版のクォリティの高さを見てもらいたくてかんたんフィニッシュの記事を書きました。

あおちゃんは組み換えなどしなくても単独でここまで魅力的なんだ」と感じていただければ嬉しいです。

すばらしい原型を作ってくれた設計担当、すばらしいプラモデルに仕上げてくれた開発担当には感謝しきれません。いつも本当にありがとうございます。(エマもよろしくね)

アニメ放送から5年間応援し続けてくれたファンの皆さんありがとう…そして大変お待たせしました。

 

YouTubeには、プラモデル『源内 あお【若葉女子高校・冬服】』素組紹介動画をアップしました!

ランナー状態や組み立てをダイジェストでご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください!

 

このプラモデルの良さを知ってもらえると創彩少女庭園プロジェクトチーム一同大変嬉しく思います。

本日より発売開始しますのでどうぞ宜しくお願い致します。

 

それでは本日はこのあたりで失礼

また次回。

 

企画:亀山P

© KOTOBUKIYA

©KOTOBUKIYA / FAGirl Project

 

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