創彩少女庭園×BOOKOFFコラボ作例紹介「小鳥遊 暦(20)」
企画の亀山です。本日は現在実施中(2024年5月31日まで開催)の創彩少女庭園×BOOKOFFのコラボと展示中の作例についてご紹介します。
※店内の画像は2024年5月2日に撮影したものです
※コラボ詳細は特設サイトをご確認ください
画像はBOOKOFF SUPER BAZAAR 町田中央通り店(本・ホビー館)の3Fエスカレーター前。
らぐほのえりか先生描きおろしの等身大パネルがお出迎えです。
1年生はアルバイト体験、2年生はお客として来店したイメージ。
BOOKOFFさんでは中古の本やホビーを取り扱っているというのは多くのユーザーさんが知っていると思いますが、実は店舗によっては新品の取り扱いもあります。今回のコラボはBOOKOFFさんから新品のホビーも取り扱っていることをもっと多くの人に知ってほしいというところから始まりました。
※画像は作例展示ケースの裏側です
創彩少女庭園は初期の頃から企業コラボを精力的に行っておりまして…
ホビー系と比較的ジャンルの近い「本」というジャンルと親和性の高いキャラクターを用意していました。
こちらは作例やグッズを展示している大型ケースです。
コラボグッズのラインナップはこちらのメニュー表をご確認ください。
アクスタの中では暦ちゃんが特に人気で品切れの店も多いと聞きます。
5月4日には暦ちゃん役の声優「大和田 仁美」さんによる特典お渡し会も実施されました。私も会場にいましたがファンの熱量を直に感じられる良いイベントでしたね。暦ちゃんのプラモはあっという間に無くなりアクスタも初日の段階でかなり売れていたとのことです。
会場では創彩フェスの時に出会ったファンの方たちもいらっしゃいました。中にはイベントのために遠征してきてくれた方々も…いつも配信を楽しんで見ていますとのコメントもいただけて非常に嬉しかったです。
中には「もうスク(キャストトークがメインのリアルイベント)」で出会った人たちもいました。※イベント参加常連のファンは亀山Pの記憶に残りやすい。創彩ラジオにメール投稿してくれていた人たちともまたお会いできてうれしかったです。
さて、作例についてお話してきいきましょう。今回のコラボではBOOKOFFさん所属のモデラーさんたちも作例を制作してくれました。
作品名:結城 まどかBOOK OFFカラー水着Ver.
制作:ブックオフ所属 タイガーキノシタさん
まどかの水着をBOOKOFFカラーで塗装したアレンジ作品です。まどかの元気いっぱいな性格とオレンジの相性が良いですね。
作品名:克己復礼
制作:ブックオフ所属 Kouplaさん
黒く塗られた己の影を断つような作品。振りぬいた刀のエフェクトも制作されており芸が細かい。スカートは改造されているのかな?立膝姿勢ができる点も面白いですね。
作品名:店員のリツカちゃん
制作:ブックオフ所属 九日さん
リツカ本体は素組だと思いますが、右手に持ったラベラーや背後にあるVカートはおそらく自作されています。
このVカートというものはBOOKOFF店内でよく見かけますよね。仕事道具だけにとてもリアルに表現できていて面白いと思いました。
作品名:OLの小鳥遊 暦
制作:ブックオフ所属 Adaさん
布製のタイトスカートを着用している暦ちゃん。脚部はリツカちゃんに変更されており脚線美を見せつける作品になっています。胸元のリボンはハーフアップのヘアスタイルについているリボンが使用されていたり随所にアレンジが見受けられます。背後の山田化学製の事務机もいい小物ですね。
作品名:佐伯 リツカ【鎧装】
制作:ブックオフ所属 くにーくるすさん
FAガールやウェポンユニットなどで武装したリツカちゃんです。実家の様な安心感がありますね。
胸部にはメガミデバイスBULLET KNIGHTSエクスキューショナーのバイザーが使用されています。展示作業を行っていたBOOKOFFのスタッフさんが頑張って組み立てていました…
ここからは生配信でもご紹介したコトブキヤ制作の作例です。
作品名:「BOOKOFF壽屋棚の中店 」
制作:コトブキヤプラモデル開発チーム所属 TAKA
本の背表紙が扉になっていて、開くとそこはBOOKOFFの世界が…
暦ちゃんのエプロンは背中のリボンを前側で結ぶという高等テクニックでかわいくアレンジ。※ピンセット2本を使って結んだらしい。
奥にいるのはまどかとリツカ。学校帰りの立ち読みかな?
実はこの背景にある本は1冊ずつ作っていたらしい…ものすごい力作ですね。
本の装丁も1冊ずつオリジナルで制作するというこだわりぶり…
この世界線では「佐伯 リツカ」1st写真集が発売されているらしい。
TAKAくんはコトブキヤ社内でも有名なリツカ推しなので願望が作例に出ているのかも。
写真集の買い取り金額がすごいことになってるな(笑)
最後は私の作例です
作品名:小鳥遊 暦(20)
制作:コトブキヤ 創彩少女庭園プロデューサー亀山
大学生になり全体的にかなりお姉さんな感じに育った暦ちゃん。
展示状態ではエプロンを着用していますのでブログ用に撮影しておきました。
展示搬入日の午前中に滑り込みで撮影したのでポージングの幅は少ないですがぜひご覧ください。
作品のテーマは成長し大人になった暦ちゃんです。作例解説はガチ目に書きましたので時間のある人はどうぞ最後までお読みください…
使用キット一覧
①YOMI【BLACK CANVAS】2024年5月30日発売予定
その他工具材料:ポリパテ/エポパテ/シリコン/レジンキャスト/塗料など
制作:2024年1月~2024年4月末(飛び飛びのため正確な期間は不明)
ボディのパテ造形などは集中して3日程度。塗装は1.5日(デカール作業込)
前髪は暦の前髪をニコイチにして髪の分け目をなくしました。もみあげ部分はパテやプラバンなどを用いてシルエットを変更。パテなどで制作した部分は脆いので前髪の形状が完成した段階で複製して使用。
後頭部はリツカ冬服の「ゆるめお団子ヘア」のまま。
上半身と下半身はエプロンを着用した時にシルエットが協調されるようにバストとヒップの凹凸感を出す方向で徹底的に改修。襟を残して前側にエポパテを盛りつけてバストサイズを大きくします(水着リツカと同等か少し大きいかも?)合わせてウエストが細くなりすぎないように前側へエポパテを盛りつけて元の服のシワを拡大するように造形しました。
ウエストは暦夏服上半身に残っているグレーの部分へさらにパテ盛りした後にベルトループのディテールを制作します。
ヒップ部分は水着リツカの腰パーツ上からエポパテを盛りつけてジーンズを履いているように造形します。
まずは暦の上半身と接続できる構造へと改修します。
腰が変に伸びないようにバランスを調整するのですが、今回はリツカの制服版と水着版の胴体をニコイチにしてジョイントパーツを埋め込む方式を選択しました。
ジーンズ(パンツ部分)前側はある程度凹凸を削った後にパテ盛りしシワの造形を入れました。脚部側にもシワ造形を入れたいので一度シワの入る部分を削った後にパテ盛りしてシワ造形を入れます。
膝や裾のあたりには特に大きなシワが入るようにします。資料としてジーンズを履いた女性の写真やイラストなどを参考にしながら自分の技術レベルとスケジュールに合わせて制作しています。
水着の足首ジョイントのままではスニーカーを履かせられないのでジョイントを暦夏服(YOMIも同じ)に使用されているジョイントに変更。ジョイント幅が異なるのでわずかに隙間ができてしまいます。
今回は塗装時にマスキングすることを覚悟しながら隙間部分にパテを充填して埋めてしまいました。
腕以外ほとんどの部分にパテ造形や加工が入っているので全くお手軽ではない上級者向けの改造プランですがTAKA君が気合入れた作例で参加すると聞いていたのでプロデューサーとしては負けていられないなと思い頑張ってしまったぜ。らぐほのえりか先生が偉く気に入ってくれたのでヨシ!
時間がかかる工作は敬遠されがちですが完成した作品には愛着がわきますね。私の場合は制作した作例はブログやイベントでの展示という使用用途があるので最後までやり遂げる必要性もあり途中でやめることができないというのもありますが
制作したいという動機付けはやはりキャラクターへの「愛情(かなり重い)」かなと思います。
自分が制作してきた作例の中でも一番かわいく仕上がったような気がする。暦の晴れ舞台だからねプロデューサー頑張ったよ。
※亀山Pのガチ作例は暦ベースが多い(TAKA君がリツカを作るからという理由もある)
動きやすい恰好というのもありますが、可動域もそれなりにあります。
それにしてもぴったりしたジーンズってなんか良いですよね。
各部のパーツがこすれると塗装が剥げてしまうので間にビニール袋の破片やマスキングテープなどを貼ってコーティングしています。
ドール服(今回の場合はエプロンですが)を着用する時に体型にメリハリがないとバストやヒップの凹凸が隠れてしまうため今回は特にわかりやすく盛りました。
4月頭までは夏服暦のまま頭部だけカスタムするつもりだったのになぁ。
こちらはBOOKOFFさんで創彩少女庭園関連商品4000円お買い上げいただいたお客様にプレゼントしていた特典背景シート
※配布は5月16日で終了。現在は別のデザインに変更されています。
プラモデルユーザー的には今回のコラボで最も気になっているのは
下記のアイテムかもしれませんね
アフタースクール BOOKOFFの「のぼりセット」(山田化学製)
アフタースクール BOOKOFFの「光る看板」(山田化学製)
タイニークローゼット BOOKOFFのエプロン(アゾンインターナショナル製)
どうでしょうか?エプロンを着用してもちゃんと凹凸があるでしょう?
このエプロンは店舗によっては再入荷があったようなのでぜひご検討くださいね。
今回のコラボがきっかけでBOOKOFFの担当さんが暦推しになったと聞いて嬉しいです。
エプロンは後ろから見るとこうなっています。
本来はキット(制服姿)に対応するように作られております。スカートを履いたままだとエプロンのシルエットが崩れてしまうので、スカートパーツは取り外して着せるように設計されています。
スカートを履いていなくてもインナーが見えないようにゴムが縫い付けられており、背面から見るとタイトスカートを履いているように見える構造です。ヒップの大きいリツカや星羅が発売されても対応できるようにしたいという考えから考案された仕様です。
つまりこのエプロンは創彩少女庭園用に型紙から開発された専用の商品だということ!まだ手に入れてない人はこの機会にコラボ店舗を探してみてくださいね。
「今日はどんな本をお探しですか?あ~なるほど!それならこちらの本なんていかがですか?ボーイミーツガールの描かれ方がとっても素敵で私もいつかこんな恋ができたらいいななんて、いやいやでもそんな私にはまだちょっと早すぎるというか。でも私ってちょっと消極的すぎるかも、もう少し積極的になれればよいのですけれどって……ごめんなさい私ったら……ゆっくり見ていってくださいね」
こんなかわいい店員さんがいたら学校帰りにBOOKOFFに寄ってしまう男子高校生(令法)が量産されてしまう。(背景シートのBOOKOFFは令法高校前店なので)
ページを開いたら仕事を忘れて読みふけってしまいそうな危うさも暦ちゃんのかわいいところかも。
好きなことに対しては熱中しすぎて饒舌になってしまうというのは初期構想から変わっていません。きっと暦ちゃんはいくつになってもこのままだと思います。
ちなみにですが、先ほどの長文は声優オーディション用の長セリフなのでした笑
こちらは5月17日から始まったBOOKOFFさんの特典背景シート第2弾。
実際に使うとこんな感じになります。
品出し中の暦ちゃん。
こちらの背景シートもぜひ手に入れてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
今回の作例で創彩キャラクターの大人バージョンを作ってみたいと思っていただいたなら私の目論見は大成功です。
今回の作例はバイト衣装というテーマを設けたものの制作のきっかけとなったのは暦の成長した姿を見たいというところから始まりました。
(暦のお母さんがラジオに登場してから暦ちゃんはビジュアル=お母さん似、性格=お父さん似のイメージだな~と考えていた)
小鳥遊 時子(たかなし ときこ)
小鳥遊 暦の母で大手化粧品メーカーの宣伝事業部長を務めるキャリアウーマン。
創彩ラジオドラマ第25回「虹村映美の特ダネ発見伝」参照(音泉さんでのラジオ放送は終了しましたがYoutubeにアーカイブが残されています)
というわけで久々の大型コラボと気合の入った作例をご紹介しました。
創彩少女庭園シリーズを引き続きどうぞよろしくお願いいたします♪
コラボグッズイラスト:らぐほのえりか
コラボグッズ制作協力:株式会社アゾンインターナショナル/株式会社山田化学/株式会社メディコス・エンタテインメント
撮影・作例協力:BOOKOFF所属モデラー様
壽屋作例:亀山P/TAKA
コラボ企画:コトブキヤライセンスチーム
© KOTOBUKIYA