
薬師寺 久遠【篝火真里亞・衣装】徹底解説②構造~素組紹介編
亀山Pです。
薬師寺 久遠【篝火真里亞・衣装】発売カウントダウンブログ第二回は、完成状態からは見えない内部構造や完成状態(素組)をご覧いただこうと思います。
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ユーザーさんにお見せするためにパーツをコトブキニッパーでできるだけ丁寧に切り取り(3度切りなど)、ゲート跡もデザインナイフで綺麗に整えていますが画像加工によるゲート跡消しなどは行っていません。
胴体内部には複数の可動ジョイントがありこれまでの創彩少女庭園とは異なるアプローチとなっています。
もちろんこの上に外観パーツが被せられる都合上このままの可動域ではないのですが、どのような構造なのか分かりやすいと思い撮影しております。
創彩少女庭園では初の肩の引き出し機構が実装されました。
これはメガロマリアとの連携でアクションポーズを重視したものでしたがご好評いただいているようです。
外観パーツを取り付けていくとこのようになっていきます。
首のボールジョイントは前後スライド式となっており「顎を引く」「見上げる」などのポーズの時には前後に動かすと可動域が広がるというギミックです。
こちらは小鳥遊 暦【水着】から実装されたものになります。
セーラーカラー(襟)は肩の動きに合わせて可動させられるようになっており、基部はボールジョイントになっています。
SNSでも事前にお伝えした情報ですがこの襟のボールジョイント(F-19)は極小サイズのため、切り離す際はご注意ください。
金型の抜き方向の問題で分割せざるを得なかった部分なのです。
襟とスカーフを取り付けるとこのようになります。
まどかの制服Ver.と異なり襟が一体パーツではないため背面から見ると中央で分断されていますが、肩~腕の動きに合わせて干渉を避ける為の可動がありポージングの幅が広がっております。
肘の可動範囲です。
アクションポーズ時の自由度を優先し二重関節を採用しました。
肩にもロール関節があります。
袖部分は左右で区別されており左用には目印があるので注意深く見てくださいね。
それでは下半身の構造について解説していきます。
普段はスカートの下についての解説は避けていましたが…腰の構造や脚部可動域についてもご紹介するためスカートを取り外した状態をご覧いただきます。
腰はボールジョイントではなく3mm軸による可動となっています。
股関節は中央部からのスイング機構で下に動かして足を前に出すためのクリアランスを生む構造。
左右への体重移動による姿勢(片足に重心を寄せる)などもこの構造を使って行います。
通常時は前から見た時に股間部と脚の隙間は小さく、先ほどのスイング機構でクリアランスを広げることで脚を大きく前に出すことが可能になります。
膝関節は二重関節を採用。
サイハイソックスのディテールに沿って分割されており太腿のロール関節もあります。
大腿部の分割面です。
軸を備えた蓋のパーツには正面側に目印があります。
これは大腿部への取り付け時に迷わないようにするためです。
とはいえ大腿部の上側に残って裏側からしか見えない場合もあるので向きを確認したら接着してしまった方が遊びやすいかもしれません。
股関節のボールジョイントは久遠用(普段とボールの径が異なります)とまどか用が用意されています。
身長差や体形などが異なる都合上、お尻や脚のサイズなどはキャラによって異なるので完全な互換性を持っているわけではないのですがお好みでご使用いただけるようになっています。
スカートは前側が左右分と後側の3パーツ構成となっており、前側は3mm軸によって可動させることが可能。
通常時と可動時の違いをご覧ください。
製品画像ではスカートの隙間ができない範囲でしか動かしていなかったのですが、スリットがあるという設定で最大可動範囲まで動かしてみました。
というわけで完成です。
桃桜高校の3年生ではなくメガロマリア主人公「篝火 真里亞」を演じている際のキリっとした表情が素敵ですね。
一年生組に比べて4コマ漫画やボイスドラマの登場回数はまだ少ないですがすでにファン(大きなお友達から10才の女の子まで幅広く)を獲得しており上位人気のキャラクターになっております。
創彩少女庭園シリーズこだわりの髪の毛パーツは後ろから見た時も美しい。
左右の毛束は軸可動により風に靡いたような表現が可能。
スカートは一部が内側に重なり合っているのが分かります。
これは前側に動くことによってスカートの隙間が出ないようにするためです。
「私…新体操部だしそれなりに体は柔らかい方だと思ってるわ。まぁプリンシパルほどではないけれど」とPVで言っていましたね。
髪の干渉などがありますがこのくらいまでは体をのけぞらせることが可能です。
あぁっ!お腹の関節が見えちゃう!
学校の制服にはこんなスリットは無いだろうと思いますが最大まで可動させると新体操っぽい?ポーズも可能。
劇中でプリンシパルを召喚する際に出現するエフェクトパーツ。
戦闘シーンの演出にとても良いアクセントになります。
そしてアクションポーズ時に便利なベースは支柱が新規デザインになりました。
簡易的な構造ではありますが支柱に可動軸があることで自由度が高まりました。
とはいえ重量のあるキャラクターを支える時には別売りのフライングベースを使用したほうが安定しますので必要に合わせてご検討ください。
表情パーツのタンポ印刷も良い感じ。
くっ!手ごわい…
真里亞の宿敵である「ネクロフェイス」 も発売されたのでぜひバトルシーンの再現をしてみてくださいね。
神のポーズ…もできちゃう「力のこもった平手」がいい仕事してます。
これが私の本当の力…
とか色んな役を演じさせたくなりますね。
素組紹介はここまで。
今回もパッケージ側面や販促用にデカールでカスタムした表情パーツを作ったのでご紹介します。
上の2種は9月発売の制服版に付属する穏やかな表情パーツに真里亞衣装版のデカールを貼ったオリジナルの表情です。
メガロマリアの主人公でバトルシーンがメインとはいえ、常に険しい表情ではないと考え友人たちとの会話シーンなどに使えるように作りました。
下の2種はタンポ印刷版とは異なる目線にしたり、カスタマイズフェイス&デカールセットVol.6【雨間デザイン】 に付属する涙のデカールを追加したり眉の角度を変更した「ボロボロ顔」になります。
未塗装表情パーツがあるとオリジナルの表情を作りやすくなりますのでシリーズ第一弾のまどか冬服から継続してきた仕様です。
アイデカールマスターの登場でさらにデカール貼りが楽しくなったのではないかと思います。ぜひお試しください。
カウントダウンブログ第三回は同時発売のアレンジウィッグやアフタースクールなどを使ったオプション活用例です。
次回もお楽しみに!
企画:亀山P
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