皆様、はじめまして。
アーマード・コア企画サブ担当の「どんぐり」と申します。
本日は、先般2月のコトブキヤコレクション2026「アーマード・コア特設エリア」にて発表いたしました、V.I.シリーズ復刻生産プロジェクト第1弾「クレスト CR-C90U3」についてご紹介します。
4月21日(火)よりメーカー受付を開始した本商品。製品ページをご覧いただいた方はお気づきかと思いますが、今回は見た目の印象を大きく変えるリメイクではなく、成立性(精度・保持・外れにくさ)の観点で調整を入れています。
じゃあ「初回生産版と何が違うの?」という疑問にお答えするべく、新旧品で比較していきます。
メーカー受注締め切りが6/9(火)と差し迫る中、駆け足となり恐縮ですが、よろしければお付き合いください。
はじめに
本題に入る前に、今回の復刻生産について前提をご説明させてください。昨年12月の生配信でも触れましたが、今回の復刻は“同じ金型で回す再販”ではなく、金型を新規で作り直しての生産になります。(再販のような顔をしていますが、ほぼ新規案件です.........)
初回発売から年月が経ち、当時の金型をそのまま使用できない状況だったため、当時の印象を尊重しつつ「いまの製造環境で成立させる」ことを目的に、あらためて立ち上げを行っています。
それでは、具体的にどんな変更が入っているのか見ていきましょう。
■変更点1:ディテールの精度
■変更点2:腕のパーツ分割
まずは新「クレスト CR-C90U3」のテストショットをご覧ください。

※新金型のテストショットのため色味が正規品と異なります。ご了承ください。
初回生産からおよそ20年近くが経過しているキットですが、当時の手原型らしい解釈とクレストらしさを際立たせる構成のバランスが絶妙です。
そもそも、カスケード・レインジのデザインがたまらないというのはありますが、立体として触れると改めてカッコイイなと感じさせられます。
変更点1:ディテールの精度
■バストアップ
■初回版

■復刻版

ご覧いただけますとおり、面のエッジがよりシャープになり、輪郭がより一層くっきりと見えるようになっています。
また、コア側部や上部のモールドもより明瞭になり陰影が付きやすくなったことで、全体の情報量が引き締まった印象です。これは金型精度の向上による恩恵と言えます。塗装やスミ入れを行う際にも効果が出やすいポイントだと思います。
■ハンドレールガン
■初回版

■復刻版

ぱっと見で別物!というほどではありませんが、こうして見比べるとかなり見た目に差があることがこのカットからも確認できます。武器全体としてのシルエットがより洗練された印象ですね。
■脚部
■初回版

■復刻版

新旧の違いを見比べるうえで、個人的にいちばん分かりやすいのが脚部背面です。
ここはとにかく情報量が多いので、面の切り替えしや溝の出方の違いが読み取りやすいセクションです。是非、実物で確認していただきたいところです。
変更点2:腕のパーツ分割
続いて製品ページでも言及しておりましたパーツ分割の変更についてです。
細かいところ、他にも変更している部位があるのですが一番大きな更新をかけた腕部をご紹介できればと思います。
① 上腕と肘のPCパーツの排除。
② 手首のパーツ構成の変更。
変更点は上述の2点です。
①上腕と肘のPCパーツの排除
上腕

上腕の関節部分についてPCパーツの弾性を受けきれず、パーツが開いてしまう事象が見られたためPCパーツを排除し、スライド成形によるパーツに刷新しました。
肘

同じく肘パーツに関しても同様の理由でPCパーツを排除。4パーツでの構成に変更をしています。
② 手首のパーツ構成の変更
手首

手首を受けるパーツ(図H-49のパーツ)は、抜けを防ぐことを目的に既存ディテールを活かした接続形状へ変更しました。これにより、組み立て後も外れにくい構成になっています。
当時は、曲面に対して凸形状を形成すること自体が難しく、さらにディテール表現を活かしたまま部品同士を接続させる成形が困難でした。
単に表面に凸を設けるだけでなく、複数パーツ構成の中でディテールが綺麗に連続し、ズレなく噛み合う精度を確保する必要があったためです。しかし近年、金型の作成精度が向上したことで、こうした要求を満たす成形が可能となり、ディテールを活かした部品接続が実現できるようになりました。
長くなってしまいましたが初回版との変更点のご紹介は以上となります。
最後に特典についてご紹介です。
今回のコトブキヤショップ限定特典は商品パッケージアートを模したアクリルブロックです。

再販でのご予約の際は本特典付属しない可能性が高いので、是非ご検討ください。
ということで今回はV.I.シリーズ復刻生産プロジェクト第一弾「クレスト CR-C90U3」について、当時品と復刻版(新金型版)を比較しながらご紹介しました。
見た目の印象を大きく変えるリメイクではありませんが、面の稜線やモールドの明瞭さ、腕まわりの成立性、足首の一部PCパーツ刷新など、完成後の扱いやすさに関わる点を中心に調整を加えています。
当時の空気感を尊重しつつ、いまの製造環境で“きちんと成立させる”ことを目指した復刻版として、手に取っていただけますと幸いです。重ねてとなりますがメーカー受注受付は6月9日(火)までとなりますので是非、ご検討ください。よろしくお願い申し上げます。
ここまでお読みくださってありがとうございました。
企画:どんぐり
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