プラモデル 極獣造形ゴジラ(1989)~休日1日塗装に挑戦!!~

皆様こんにちは
企画 佐々木です

いよいよ今月発売となる、プラモデル極獣造形シリーズ「ゴジラ(1989)
コトブキヤ史上初の本格的な怪獣プラモデル!
組み上げるだけでも圧倒的なディテール・迫力ある造形を楽しんで頂けるアイテムとなっておりますが、本製品は単色成型のキットとなりますので、塗装を施すことでさらにクオリティを高めることが可能となります。


「そんなこと言ってもプラモデルの塗装ってハードル高いよ…」


分かります!
実際プラモデルの塗装ってハードル高いですよね。

しかし本製品の造形やディテールをさらに堪能していただくためには、1人でも多くのお客様に塗っていただきたい。
そして塗装の楽しさを知っていただきたい。

そんな思いを抱きながら、ゴジラ(1989)デコマス(HPに掲載されている塗装見本)の制作を担当していただいたZOMODELS様に相談したところ「必要最低限の道具で、かつ1日でゴジラ(1989)を格好良く塗装し、その方法を皆様に伝えるのはどうでしょう?」と素晴らしいご提案をいただきました!

そこで今回はプロの手による「入手しやすい最小限の道具で、作業時間1日のみで、できる限り恰好良くゴジラ(1989)を塗装する方法」をご紹介いたします。

塗装作業にあったっては入手の難しい道具や、高価な機材などは極力用いず、どなたでも再現可能なテクニックを意識しました。

この忙しい現代社会、何日も長い時間をかけて丁寧にプラモデルの塗装を仕上げることは非常に難しい、、

しかしそんなあなたでもこのブログを読み終えたころには、きっとお手元のゴジラを塗りたくて仕方が無くなっている、、はずの内容となっています!

(まだゴジラ(1989)をお持ちでない方は、お近くのお店かコトブキヤオンラインショップをご利用いただければ。)

それではどうぞ最後までお付き合いください。


【工程①】組み立て

塗装を始める前にまずは「ゴジラ(1989)」を組み立てていきます。
組み立てにはプラモデル用接着剤等は特に不要で、およそ1時間ほどで完成します。

素組み完成です

何も手を加えずとも、非常に迫力のある造形と細かなディテールがおわかりいただけるかと思います。
ですが、本日はここからが本番です。
この状態から「塗装」を施していくいことで、さらなる高みを目指していきましょう。

【必要な道具】

今回のコンセプトである「休日1日塗装」を実現するためのポイントはずばり3

          ①本体の処理は「つや消しスプレー」のみ
②塗装方法は「筆塗り」のみ
③塗装箇所は「目」「口」「爪」「背ビレ」のみ

極獣造形ゴジラ(1989)の本体成形色は非常に再現度の高い”黒”色となっておりますので、敢えて塗装をせずに「つや消し」を吹くだけでも十分なクオリティとなります。
そこで今回は全身の塗装をせず、塗装箇所を「目」「口」「手足の爪」「背ビレ」の4か所に絞ることで、最小の作業時間で最大効率を得ることが可能となります。

さらに塗装方法を「筆塗り」に限定することで、スプレーやエアブラシ塗装に比べ作業のハードルを格段に下げた形となります。

今回の使用した塗料はこちら。

左から
・ウイノーブラック・ジャーマングレー・グロスシ―ブルー・ブラックグレー・グランプリホワイト・クリアブラック・クリアグリーン・クリアブラウン・クリアオレンジ・クリアイエロー・クリアレッドの全11色となります。

向かって左側黒系4色は、主に目のフチや瞳の中の“黒目”を塗装するために使用。
中央の白は「爪」「背ビレ」「白目部分」のベースとなる色
右側のクリアー系6色は主に「口内」を赤く塗るために使用。

※画面奥のボトルは「カラーうすめ液」。塗料を混ぜたり、伸びを良くするために用います。
その横が「つや消しスプレー」。今回の塗装でも非常に重要なアイテムです。

※本ブログで使用する塗料は全て株式会社GSIクレオス様より販売されている「Mr.カラー」シリーズを使用しております。
「グランプリホワイト」のパッケージが現行のものとは一部異なりますのでご注意ください。

そして塗装に用いるのは3種類の「丸筆」
本日はこの3種類のみで、ゴジラの塗装を仕上げていきます。

それでは早速作業に移りましょう。

【工程②】つや消し

まずは組み上げた素組みのゴジラ(1989)の全体に“つや消しスプレー”を塗布していきます。
つや消し処理をすることで表面の光沢感が収まり、よりマットな質感となります。

つや消しはスプレーを塗布する際は、万遍なく全体に、薄く重ねる様にイメージをして吹きかけます。
作業時間の目安としては5~10分程で完了します。

こちらがつや消しクリアーを吹きかけた状態です

左:素組み / 右:つや消しスプレー後

如何でしょうか。
素組み時はプラモデル特有の光沢感がありますが、つや消しスプレーを塗布することでマットな質感となります。
塗装が難しいと感じる方も、つや消しを吹くだけで一気にプラモデルの表情が変わるので、是非試してみるのもお勧めです。

つや消しスプレーは比較的すぐに乾くので、スプレー塗布から10分程時間を置いてもらえれば、次の筆塗りの工程に進むことができます。

さあ、本日はいよいよここからが本番です。


工程③塗装「爪」

まずは「爪」から塗っていきましょう。

今回はベースの「白」に「クリアオレンジ」「クリアブラウン」「クリアイエロー」をブレンドしさらにホビー用の“薄め液”で塗料を伸ばすことで、やや黄色がかった生物の爪らしい色を調色しています。
基本は「ベース白」+「クリアー黄色系」を混ぜるとイメージに近い色が出来上がりますよ。

しかし、爪の色に関して決して”これが正解”というものはありません。
プラモデルの塗装とは自由に楽しむもの!是非ご自身が思う最高の「ゴジラ(1989)」の爪の色を生み出してみてください。

調色の際に用いるパレットは専用の道具でなくとも、上記画像の様な100均などで手に入る四角いお皿で代用可能。

ホワイトをベースにクリアオレンジを混ぜて調色。
瓶から取り出した塗料はそのままだと粘性が高く、あまり伸びない+色も混ざりにくいため「うすめ液」を少しづつ加えることで伸びが良くなります。

調色が済んだら早速塗っていきましょう。

筆塗り塗装の際のコツですが一度に色を塗り切るのでは無く、最初は薄く塗り、徐々に塗料を塗り重ねていくイメージで作業を進めるとうまくいきます。
「軽く塗っては乾かし、また軽く塗っては、乾かし」と焦らず繰り返す作業することで、綺麗に塗装することが可能です。

手足の爪の塗装が完成しました。
如何でしょう。一気に「らしく」なってきましたね。


【工程④】塗装「口内」

続いて口内の塗装です。

手順としてはまず
①歯を含む口内全体を白色で塗り潰す
②その後必要な箇所を赤ベースの色で塗り潰していく
という流れになります。

早速実際の作業を見ていきましょう。

まずは歯も含めた口内全体を白色で染め上げます。
ここでも意識して欲しいのが一度に色を塗り切るのでは無く、23度と塗り重ねるイメージで進める事です。
頭を本体から外すと塗りやすいですね。

下あごパーツは、この様にクリップ等に挟むと塗りやすいのでおすすめです。

これで下準備は完了です。
いよいよ口内を赤く染めていきましょう。

口内塗装には上記の4色の塗料を混ぜて進めていきます。

今回用いるのは主に
・クリアレッド
・クリアブラウン
・クリアオレンジ
・クリアグリーン
4色。こちらを混ぜ合わせることで、リアルな生物の口内を表現する”赤色”を作りだしていきます。

塗装の際のポイントは基本“赤”系統の色(レッド・ブラウン・オレンジの3色)をベースに塗装しつつ、要所に“グリーン”を乗せることで、生物感の強いリアルな口内を表現することが可能となります。

ご覧の通り全体的には赤系の色で染め上げます。
さらに、顎の窪んだ部分に緑色の塗料を塗りこむイメージで進めると、このようにリアルな仕上がりに。

下アゴも同様、赤色をベースに緑を重ねることでリアルが出来上がっていきますね。

もし途中で白い歯の部分に赤い塗料が付着してしまっても慌てずに。後から白色を重ねることでリカバリーできますので、ご安心下さい。

口内塗装が完了となります!

如何でしょう!
一気に”ゴジラの頭部”が出来上がってきましたね。

塗装作業開始からここまでの所要時間はおよそ2時間程。

【工程⑤】塗装「目」

いよいよ塗装作業の山場。
”目”の塗装です。
ここは気合を入れていきます。

目の塗装工程は
①眼球全体を白色で塗り潰す
②さらに黒目部分を上から塗り重ねていく
というアプローチで進めていきます。

まずは眼球全体を白く塗り潰していきます。

上記画像のように塗料が目のフチからはみ出てしまっても慌てずに、ホビー用のうすめ液を筆やペーパータオルにつけて拭くことで簡単に取り除くことが出来ます。

次に白目と黒目の間のいわゆる「角膜」部分の塗装にいきます。
ここではクリアオレンジとクリアブラウンを混ぜて調色します。

角膜の部分の塗装が完了したら、最後に黒目部分を塗っていきましょう。
塗料は「ブラック」をベースに進めていきます。

ある程度作業が進んだら、頭部パーツを外すことで細かな調整がし易くなります。
まずは頭部パーツをはめたままで黒目のラインを塗り→最後の仕上げとして頭部パーツを外して作業することで、効率よく眼球塗装を進めることができます。

こちらで瞳の塗装は完成となります。
(作業途中で合わせ目が目立っていますが容赦ください…)

瞳の塗装だけで約1時間半程の作業時間がかかっています。
それだけ重要な部分となりますが、仕上がったときの感動はひとしおですね。
“目”はまさにキャラクターに命を吹き込む箇所なので、この部分は是非ともじっくりと時間をかけて進めてみて下さい。

ここまで来たらいよいよ作業も大詰めです。

工程⑥塗装:「背ビレ」

最後は背ビレの塗装です。

背ビレの色はホワイトをベースにクリアオレンジを混ぜて調色しています。
先ほど作った手足の爪と同色でも問題ありませんが、あえて若干異なる色味にしてみるのも面白いですね。

ここでも塗装の際は、筆に含ませた塗料を背ビレの先端から根元に向かって“薄く塗り重ねる”イメージで進めていきます。

尻尾に関しても同様に。

最終的には後頭部~背ビレ~尻尾にかけての繋がりが自然になる様に全体を仕上げていきます。

…ここまでくれば、全塗装工程が完了となります…

完成です!

作業開始からここまでかかった作業時間はおよそ6時間。「つや消しスプレー→爪塗装→口内塗装→眼球塗装→背ビレ塗装」と最小限の道具と工程で素組のプラモデルが見違える様な仕上がりとなりました。

作業開始前と比べるとその差は一目瞭然!

改めて、今回の塗装に使用した全塗料です。(クリアブラックの瓶を並べ忘れてしまいました。)

一見すると多いかもしれませんが、逆にこれらを一度揃えてしまえば、今後の怪獣系のプラモデル塗装をする際にその大部分を使いまわすことが可能!
それほど使用頻度と汎用性が高い、精鋭の11色となっております。

怪獣やモンスターが好きな方は是非初期投資だと思って、一気に揃えてみては如何でしょう。

最後に

今回のブログは「極獣造形 ゴジラ(1989)」をお手に取っていただいたお客様に少しでも「怪獣プラモデルの塗装の楽しさ」をお届けしたく執筆しました。

このブログを読んで一人でも多くのお客様が、ご自身の思うままに「極獣造形 ゴジラ(1989)」の塗装を楽しんでいただけたら、これ以上に嬉しいことはございません。

また今回のブログ作成にあたりプラモデル「ゴジラ(1989)」の原型・デコマス作成をご担当いただいたZOMODELS 伊原源造氏にご協力いただきました。

この場を借りて御礼申し上げます。

 

そして改めて極獣造形シリーズの第一弾「ゴジラ(1989)」は2025年9月発売となります。
何卒宜しくお願い致します!

 

企画 佐々木

 

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